以前にも当ブログでは Lydian scale (M7#11) について述べましたが、今回は Lydian Dominant (7#11) コードの演奏の仕方についてペンタトニックに焦点を当ててみたいと思います。
・#11 はどの音?
・どんな音階?
・ペンタトニックは?(複数あり)
・どの曲に使われている?
順を追って考えてみましょう。
続きを読む →以前にも当ブログでは Lydian scale (M7#11) について述べましたが、今回は Lydian Dominant (7#11) コードの演奏の仕方についてペンタトニックに焦点を当ててみたいと思います。
・#11 はどの音?
・どんな音階?
・ペンタトニックは?(複数あり)
・どの曲に使われている?
順を追って考えてみましょう。
続きを読む →楽譜作成ソフトの Finale 販売が終了の発表を受け、ユーザーには激震が走りました。私もその一人です。まさかそんな事があるなんて思いもしませんでした。
終わるものは仕方ないのでさっぱりと諦めて乗り換える事にしました。 作曲の先生の意見やネットで調べてみると乗り換え先は Steinberg 社の Dorico か Avid 社の Sibelius の2択。
今後また Finale のように突然の終了が起きるかも・・・と考えて私は両方を使う事にしました。
Finale から Dorico への乗り換えは ¥20,900 こちらから出来ました。乗り換えの際Finale 購入のレシートの写真か、シリアルナンバーのスクリーンショットが必要です。認証されたらすぐにダウンロードコードが送られてきます。
シベリウスへの乗り換えはこちらからしました。Avid 社で直接購入した方が少しだけ安いのですが、日本の会社と言う安心感からこちらのタックシステムから永続版サポート無し¥22,990を購入しました。 申し込むとすぐに確認の電話がかかってきてダウンロード案内と製品のアクティベートについての日本語ガイドが送られて来てスムーズにインストールとアクティベートが完了しました。タックシステムを経由して良かったと思います。
Dorico と Sibelius 両方を使用してみてまず思った事は、「Sibeliusの方がFinale との親和性は高い」と言う事です。
Finale の「スピード入力」ではパソコンキーボードで音の高さを決め、テンキーで音価を決めると言うものでした。Sibelius もこれは同じです。
Finel の場合パソコンキーボードの A S D F がそのまま ドレミファだったのに対して、Sibelius は Aがラ、Cはドと言うように音名がそのまま音の高さです。これはミュージシャンにとっては非常にやりやすいものです。
そして Finale は音の高さを決めてから音価を決定でしたが、Sibelius は逆でまずテンキーで音価を選んでからキーボードで高さを決定という手順になります。従って同じ音を連打する場合 Finale ではテンキーを連打して入力しましたが、Sibelius はキーボードを連打となります。 これもすぐに慣れます。
Finale ユーザーが Sibelius に乗り換えるのはそれほど大変な作業では無いと感じました。レイアウト等の好き嫌いは出てくるかもしれませんが、設定を何度も調節して好みに変えていけば良いかなぁと言う感じです。
問題は Dorico ・・・
親和性無さすぎです。独自のシステム、独自の世界。正直時間のある時にじっくり腰を据えて勉強しようと思います。
とりあえず iReal pro アプリからMusicXML を読み込んでアドリブレッスン用のコード譜を作ってみたのですが・・・
まずiReal pro の共有マーク書き出し方法からMusicXMLを選びます。
そして Dorico へインポート
リピート記号の位置間違ってるやん・・・。 1カッコ2カッコ無しかい!とパソコン画面に向かって突っ込んでしまうワタクシ・・・
同じ作業を Finale, Sibelius, Dorico で試しましたが、Dorico は結構訂正が必要でした。しかし、コードネームや五線、リハーサルマークはくっきりしていて iPad ユーザーには見やすいかもしれません。しかしこの程度の訂正にもネットで調べながら四苦八苦しました。
Dorico は当面時間に余裕がある時に学習する事にします。しかしDorico は機能も多く、記号類やパーカッション記号も多すぎる程に充実しているとの事なので、必ず使いこなしたいと考えています。
Sibelius もAvid Link の常駐問題など色々ありましたが、その解決などはまた今後ご報告します。
とりあえずFinale ユーザーへのオススメは Sibelius かな。
紅教室の発表会が先日終了しました。
今年はトロンボーン、ピアノ、ベース、ハモンドオルガンのご参加もあり本当に賑やかで楽しい演奏会となりました。
素晴らしいサポートメンバーはタマちゃんtp、タナーカp、エトシューb、ムラータds!
一曲入魂の皆様の演奏はとても聞き応えのある素晴らしかったですね!
一つの曲にじっくり取り組む事が出来る良い機会となったのではないでしょうか。 レッスンを重ねるごとにどんどんと良い演奏になっていくのを実感して、私にとってもとても楽しい期間でした。
終わって放心している暇はないですよ!
だってムラータミュージックの楽しいイベントはまだまだ沢山ありますからね。
楽器を持って楽しみに遊びにいらして下さい。
良い笑顔が集まりました!
ペンタトニック・スケールとは何ですか?と尋ねられたらどう答えますか?小中学校の音楽で習った
「 四七(ヨナ)抜き音階です」と答える方もおられるかも知れません。じゃあ、 Dm7 で使うペンタトニックスケールは何ですか?と尋ねられたらどう答えますか? ヨナ抜きが〜・・では答えられません。
四七抜き音階はメジャースケール3つ(Ionian, Lydian, Mixolydian)にしか対応出来ない言い方です。間違ってはいませんが実践的ではありません。
ペンタトニックとは「5つの音」です。従ってマイナー・ペンタトニック、メジャー・ペンタトニック、 m6ペンタトニック、ハーフディミニッシュ・ペンタトニック、ホールトーン・ペンタトニック、etc…と5つの音を組み合わせて多くのペンタトニック・スケールが存在します。
まずはコードネームを見てすぐに使用可能なペンタトニックを演奏出来る揺るぎない基礎を身につけましょう。
続きを読む →誰もが知っているジャズスタンダードの中でもトップクラスの知名度なのが Take the “A” train ではないでしょうか。この秋は A 列車を乗りこなしてみませんか?
ムラータミュージックのアドリブワークショップでは来月(2024年 10月)から Take the “A” train をいくつかの項目に分けて丁寧に練習します。
大阪音楽大学のジャズ科受験課題曲の一つでもあるこのスタンダードにじっくり腰を据えて取り組んでみましょう。 この曲にはいくつか乗り越えなくてはならない山があります。
続きを読む →チャーリー・パーカーファンなら是非持っておきたい本の中に Charlie Parker Omnibook があります。
これはチャーリー・パーカーの演奏をそのまま楽譜に書き起こした「耳コピ本」で、CD を聴きながらこの楽譜を見ると改めて彼の偉大さに感動します。 もちろん楽譜ですのでご自身で演奏すればその軌跡を辿ることが出来ると言うファンにはたまらない一冊です。
ただしこの楽譜、手書きの時代のものですので「誤植」が少しだけですがあります。
今日はその中からオムニブックP.58 に掲載されている”Cheryl” をご紹介します。お手元の楽譜を訂正してご一緒に練習してみて下さいね!
当ブログでは何度かサックスリードの加工方法について説明してきました。
それは毎回 400 番のサンドペーパーを使用するものでしたが、今回はサンドペーパーではなく「砥草:トクサ」を使用します。
今まではリードを削って薄くする様な方法でしたが、今回は鳴りが良くなる方法を紹介します。今までの方法と合わせてご利用ください。
以下の点にまとめて説明します。
出版されている曲集やエチュードの曲順は必ずしも「難易度順」ではありません。
例えば「ジャズ・アルト・サックス実践と理論」「ジャズ・テナー・サックス実践と理論」は2曲目が Confirmation です。独学の方が1曲目から順番に練習した場合2曲目で挫折・・・になりかねません。
また音大受験で使用されている 「48のエチュード」は C dur (Cメジャー、ハ長調)の遅いテンポの曲、早いテンポの曲 a moll (Aマイナー、イ短調)の遅い曲と早い曲、その後は調号が増える順番に曲が並んでおり難易度はバラバラです。
レッスンでは人それぞれに合った難易度で次の曲を指定していますが今回は「ジャズ・サックス実践と理論」の大まかな難易度順とおすすめ音源をご案内します。また楽譜通りの音源はムラータミュージックYouTubeにて順番にアップロードしてまいりますので、練習のお供にして頂けると幸いです。
続きを読む →演奏する楽譜に M7#11 が出てきた場合どのように演奏するのがベストか考えてみましょう。
楽譜のスタイルによりますが、△#11 や maj#11 と表記があったり#11ではなく#4と表記されているものもあります。これらは全て同じものです。
また、あえて#11 と指定がなくても #11 として演奏する事があります。
今回はこれらについて解決しましょう!
#11 はどの音?
使用可能な音階は?
ペンタトニックは?
ヴォイシングは?
どんな曲で練習したらいい?
これらの問題について回答します。
続きを読む →ライブの日、レッスンの日、練習の日など楽器演奏する日が雨降りだと憂鬱になりますね。
しかし、雨の日に楽器やリードがどの様に変化するのかを理解すれば雨の日でも快適に演奏する事が出来ます。
例えば動物の皮を張っているパーカッションなどは雨の日には皮が湿気を含み「ボヨボヨ」なってしまうそうです。 その為普段から湿気や直射日光は気をつけて、湿度の高い日は楽器を置いている部屋の窓は開けない様に保管を気をつけています。そして、いざ雨降りの日にはいつもより皮をキツめに張って対策するとの事です。
サックスも同じように日頃の保管と雨降りの日に出来る対策があります。
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