ペンタトニック・スケール

アドリブ演奏の為の練習の一つにペンタトニック・スケールがあります。「ペンタトニック」と言う言葉を知っていても実際どのように使いこなせば良いか、また的確な練習方法については何となく曖昧に感じている方もおられるのでは無いでしょうか。

今日ご紹介するジェリー・バーガンジィ著の「インサイド・インプロヴィゼイション Vol.2 ペンタトニック」はペンタトニックを自由自在に操るための練習法がぎっしり詰まった一冊です。

この本は
・どのコードの時にどのペンタトニックを使用するか
・ペンタトニックの5つの音をどのような配置で使用するか
を理解し、身につける為の本になっています。

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久々の練習!チェックポイント

この2年間バンド活動も休止して、レッスンにも行けないどころか楽器のケースすら開けなかった・・・。
と言う方が久々に練習される時に是非チェックして頂きたいポイントがあります。

その際、まず第一にして欲しい事は「楽器の確認」です。
・全ての音が鳴るか
・カビが生えているタンポは無いか
・クローズのキィ(ソ♯、低音ド♯の2ヶ所)がくっついていないか

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ソルフェージュってどんなレッスン?

秋です!栗ラバーズの私には嬉しい季節💓トップ画像はスタジオ近所のあきなのおやつのモンブランです。超オススメ!
栗はさておき本題に・・・

ソルフェージュのレッスンとは音感を鍛えるレッスンです。
ただし、鍛え方が目的によって変わります。
今回は目的別にどのようなレッスン内容なのかを具体的に説明します。

音楽大学受験生の場合

音楽大学の受験科目にはソルフェージュが必ずあり、日本の場合
・聴音(学校によって旋律だけのところと、さらに和声も試験科目になっているところがあります。)
・新曲視唱(その場で与えられた楽譜を歌います。)
海外の場合はさらにリズムソルフェージュと言って聞いたリズムを書き取る試験があります。

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ブルースW.S.おさらいKey of C その1

9月のブルースワークショップは C のブルースでした。
毎回練習して頂いている様に、
・第3音と第7音のみを使用して演奏
・コードトーンのみで演奏 
の2点を全員で一緒に練習した後、それらの音のみを使用してアドリブを一人ずつ演奏しました。

3rd-7th note とコードトーンの楽譜をそれぞれの楽器のキィで画像とダウンロード用のpdf書類をアップします。

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ブルースをキーセンターで考える(Blues W.S.おさらい)

前回のブログではスケールとコード、テンションについてざっくり説明しました。
スケールは、メジャーのダイアトニックスケール7つを紹介したのですが今回はその中のミクソリディアンスケールを使ったブルースの演奏の仕方を考えてみたいと思います。

Mixo Lydian scale はメジャースケールの5番目の音階でコードはドミナント7です。
この5番目と言うのが重要なキィワードとなります。覚えておいてください。

例えばG7の場合、G(ソ)が5番目なのでG(ソ)から5つ(完全5度)下がれば主音(ルート)が割り出せるので、どのキィに所属しているかわかります。
数えてみましょう。 G(ソ)・F(ファ)・E(ミ)・D(レ)・C(ド)・・・と言うことはG7はKey of C に所属しているスケールなので、調号は何もつかないと言うことがわかります。

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スケール、コードとテンション

コードの右肩に付いている♭9や#9、♭13、#11、Alt. 、sus. 、ややこしいなぁ〜と思われている方もおられるでしょう。
これらは無数に存在するわけではありません。

さらにドリアンとかエオリアンとか何なんだ・・・と思う方もおられるでしょう。
これらは単に音階の名前であって名称を覚える必要はないのですが、どのコードで使うスケールかと言う機能を理解するのはアドリブ演奏をする上で非常に重要な項目です。


今回はいつものワークショップのおさらいの前にもう一度コードとテンションと、スケールについてご説明します。

まずはメジャースケールを見てみましょう。

スケールは左から順番に第1音、第2音、第3音・・・となりそれぞれに名前がついています。
その名前は、音大を受験しない限り覚える必要は全く無いのですが一応記載します。(覚えなくて良いですよ〜)

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暑い日のサックスに関する注意

猛暑が続く中メディアではスマホや車のバッテリーに関する注意喚起がなされていますが、熱に弱いのは電子機器だけではありません。 楽器もです。

特にサクソフォンの場合キィ内側についているタンポは高温になると接着剤が溶けて外れてしまいます。
実際に家の窓側の棚に楽器を置いていてケースを開けるとタンポが下に落ちていた方もおられます。

外を歩く際もご自身の熱中症に気をつけるのはもちろんの事ですが、危ないのは「黒いケース」もしくは「アルミ製の薄型ケース」(例えばシャイニーなど)をお使いの方は、ケース内部の温度が上がりすぎないよう注意して下さい。

車のトランクに入れるなどもってのほか!必ず冷房の効いた車内に入れて下さい。ガレージに停める際も車に置きっぱなしにせずにできれば持ち歩いて下さい。

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ブルースワークショップVol.3 のおさらい

今回のブログは7月3日(日)と7月7日(木)に行ったブルースワークショップ(今回はBbブルースの1回目)のまとめです。

今回のテーマは以下の内容でした。

  • ブルースのフォーマットの確認(I, IV, I, I, / IV, IV, I, I, / IIm7, V7, I, I )
  • Iコードと IVコードの第3音と第7音はそれぞれ半音の関係にあると言うこと
  • 第3音、第7音それぞれの半音下の音をアプローチノートとして使用してみる
  • コードトーンを順番を入れ替えて演奏
  • コードトーンと3rd, 7th の半音下のみを使用してアドリブ

アドリブする際に音を「コードトーンのみ」と言う縛りをつけたのは自分がどんな音をどう言う組み合わせで演奏するかを明確に把握するためです。

「何かわからないけど適当に演奏したらできた」を続けていてはアドリブはずっと適当で取り止めの無い演奏のままです。
もちろんそれでも十分に楽しいのが音楽の素晴らしいところなのですが、せっかくワークショップに来ていただいたのですから、そこからさらに上のステージへご自身をアップデートしてほしいのです。
そうすると、もっと演奏は楽しいものとなりますよ!!

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リード沼へいらっしゃい :アルト編

サックス吹きなら誰しもがハマってしまいやすい沼・・・それはリード沼。
リード沼にどっぷり浸かってはやウン十年。楽しくリード沼に生息しております。

今回はそんなリード沼住民のワタクシ、クレナイがお勧めリードからどーでも良いリードまでジワジワとご案内しようと思います。今回はアルトサックスのリードです。(テナー、ソプラノ、バリトンも追ってアップしますよ〜!)

それぞれのリード、全て違う曲を演奏します!曲名クイズも兼ねてお楽しみ下さい。何曲分かりますか?🤗

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