発表会終了

紅教室の発表会が先日終了しました。
今年はトロンボーン、ピアノ、ベース、ハモンドオルガンのご参加もあり本当に賑やかで楽しい演奏会となりました。

素晴らしいサポートメンバーはタマちゃんtp、タナーカp、エトシューb、ムラータds!

一曲入魂の皆様の演奏はとても聞き応えのある素晴らしかったですね!
一つの曲にじっくり取り組む事が出来る良い機会となったのではないでしょうか。 レッスンを重ねるごとにどんどんと良い演奏になっていくのを実感して、私にとってもとても楽しい期間でした。

終わって放心している暇はないですよ!

だってムラータミュージックの楽しいイベントはまだまだ沢山ありますからね。
楽器を持って楽しみに遊びにいらして下さい。

良い笑顔が集まりました!

ペンタトニック基礎の基礎

ペンタトニック・スケールとは何ですか?と尋ねられたらどう答えますか?小中学校の音楽で習った
「 四七(ヨナ)抜き音階です」と答える方もおられるかも知れません。じゃあ、 Dm7 で使うペンタトニックスケールは何ですか?と尋ねられたらどう答えますか? ヨナ抜きが〜・・では答えられません。

四七抜き音階はメジャースケール3つ(Ionian, Lydian, Mixolydian)にしか対応出来ない言い方です。間違ってはいませんが実践的ではありません。

ペンタトニックとは「5つの音」です。従ってマイナー・ペンタトニック、メジャー・ペンタトニック、 m6ペンタトニック、ハーフディミニッシュ・ペンタトニック、ホールトーン・ペンタトニック、etc…と5つの音を組み合わせて多くのペンタトニック・スケールが存在します。

まずはコードネームを見てすぐに使用可能なペンタトニックを演奏出来る揺るぎない基礎を身につけましょう。

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A 列車に乗りませんか?#1

誰もが知っているジャズスタンダードの中でもトップクラスの知名度なのが Take the “A” train ではないでしょうか。この秋は A 列車を乗りこなしてみませんか?

ムラータミュージックのアドリブワークショップでは来月(2024年 10月)から Take the “A” train をいくつかの項目に分けて丁寧に練習します。

大阪音楽大学のジャズ科受験課題曲の一つでもあるこのスタンダードにじっくり腰を据えて取り組んでみましょう。 この曲にはいくつか乗り越えなくてはならない山があります。

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チャーリー・パーカー オムニブック:Cheryl

チャーリー・パーカーファンなら是非持っておきたい本の中に Charlie Parker Omnibook があります。

これはチャーリー・パーカーの演奏をそのまま楽譜に書き起こした「耳コピ本」で、CD を聴きながらこの楽譜を見ると改めて彼の偉大さに感動します。 もちろん楽譜ですのでご自身で演奏すればその軌跡を辿ることが出来ると言うファンにはたまらない一冊です。

ただしこの楽譜、手書きの時代のものですので「誤植」が少しだけですがあります。
今日はその中からオムニブックP.58 に掲載されている”Cheryl” をご紹介します。お手元の楽譜を訂正してご一緒に練習してみて下さいね!

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サックスリード 吹きやすくなる加工の仕方

当ブログでは何度かサックスリードの加工方法について説明してきました。
それは毎回 400 番のサンドペーパーを使用するものでしたが、今回はサンドペーパーではなく「砥草:トクサ」を使用します。

今まではリードを削って薄くする様な方法でしたが、今回は鳴りが良くなる方法を紹介します。今までの方法と合わせてご利用ください。

以下の点にまとめて説明します。

  • 何故トクサなのか
  • トクサは何処にある?
  • どのように使用するか
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曲集の順番:ジャズ・サックス実践と理論編

出版されている曲集やエチュードの曲順は必ずしも「難易度順」ではありません。

例えば「ジャズ・アルト・サックス実践と理論」「ジャズ・テナー・サックス実践と理論」は2曲目が Confirmation です。独学の方が1曲目から順番に練習した場合2曲目で挫折・・・になりかねません。

また音大受験で使用されている 「48のエチュード」は C dur (Cメジャー、ハ長調)の遅いテンポの曲、早いテンポの曲 a moll (Aマイナー、イ短調)の遅い曲と早い曲、その後は調号が増える順番に曲が並んでおり難易度はバラバラです。

レッスンでは人それぞれに合った難易度で次の曲を指定していますが今回は「ジャズ・サックス実践と理論」の大まかな難易度順とおすすめ音源をご案内します。また楽譜通りの音源はムラータミュージックYouTubeにて順番にアップロードしてまいりますので、練習のお供にして頂けると幸いです。

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M7#11th どう演奏するか考える

演奏する楽譜に M7#11 が出てきた場合どのように演奏するのがベストか考えてみましょう。
楽譜のスタイルによりますが、△#11 や maj#11 と表記があったり#11ではなく#4と表記されているものもあります。これらは全て同じものです。

また、あえて#11 と指定がなくても #11 として演奏する事があります。
今回はこれらについて解決しましょう!

#11 はどの音?
使用可能な音階は?
ペンタトニックは?
ヴォイシングは?
どんな曲で練習したらいい?

これらの問題について回答します。

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雨の日のコンディション

ライブの日、レッスンの日、練習の日など楽器演奏する日が雨降りだと憂鬱になりますね。
しかし、雨の日に楽器やリードがどの様に変化するのかを理解すれば雨の日でも快適に演奏する事が出来ます。

例えば動物の皮を張っているパーカッションなどは雨の日には皮が湿気を含み「ボヨボヨ」なってしまうそうです。 その為普段から湿気や直射日光は気をつけて、湿度の高い日は楽器を置いている部屋の窓は開けない様に保管を気をつけています。そして、いざ雨降りの日にはいつもより皮をキツめに張って対策するとの事です。

サックスも同じように日頃の保管と雨降りの日に出来る対策があります。

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トリッキーなフレーズ

ビッグバンドの楽譜を演奏したり、お気に入りのCDのソロを書き取ったりしている時に「テンポや譜割りが急にわからなくなってしまう」と言う事はないですか?

そのトリッキーなフレーズのキーワードは「3」です。

殆どは2拍3連か、 スリー・アゲインスト・フォー(4拍子の中に3拍子カウントのフレーズを入れる事)になっています。

有名な曲で挙げると「In the Mood」のエンディングや「Mambo No.5」のイントロですね。
どのような楽譜になっているか見てみましょう。

まず「In the Mood」のエンディングはこのような楽譜です。

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マイナースケールの使い方

マイナースケールは以下の3種類があります。


・Natural minor 自然短音階
・Harmonic minor 和声短音階
・Melodic minor 旋律短音階

ここまでは「うん、知ってる」とおっしゃる方多いと思います。


じゃあ「その違いはなんですか?」「アドリブ演奏で使用するには?」「コードシンボルは?」
この質問に答えられるでしょうか。

今回はこの問題をスッキリ解決したいと思います。

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