ダブルストローク マルチャ!!

今回は、ダブルストローク(二つ打ち)を使ったマルチャのパターンです。打楽器の奏法で、左右交互に打つことをシングルストロークというのに対し、右右左左と二つずつ打つことをダブルストロークと言います。
このダブルストロークを使って演奏する部分は、マルチャ前半の4つで、後半の4つはシングルストロークで演奏します。
それでは、実際に演奏してみます。

オープントーンが3コのパターン

さて、このオープントーン3つ連続したフレーズですが、このサウンドならわざわざダブルストロークを使わなくても交互打ちのシングルストロークでも出来ますよね!
しかしながら、このダブルストロークを使ったパターンを習得すれば、交互打ちで多くのリズムパターンが出来るようになったようにバリエーションを広げるのに役立ち、さらに複雑なパターンの習得の助けにもなります。

それでは早速、このダブルストロークを使ったパターンの音色を変えてみましょう。
シングルストロークのみを使ったパターンでもそうでしたが、音色を変えるだけで全く違ったニュアンスになります。シングルストロークのパターンでは比較的簡単に音色を変えることが出来ましたが、ダブルを打ちながらの移動はシングルの時の倍のスピードになりますし、音色を変えるにはかなりの集中力が必要です。

オープントーン2コのパターン

オープントーンなしのパターン

地道な練習が実を結びます。地道な練習とは、単調なストロークをそんなテンポの曲はないというくらい遅いテンポから速いテンポまでを正確に練習することです。
私もそうですが、分かっていてもついつい速さのみを追求してしまったり、正確さを求めるあまりやり易いテンポだけの練習をやりがちです。極端に遅いテンポは慣れるまではかなり難しく、自分でタイムキープが出来ていないと正確にメトロノームと合いませんし、音符の長さをしっかり感じないと音符間に隙間が出来て走ったりします。
出来る速さから少しずつ速く、そして遅くする地道な練習が必要なんですね。
もちろん、脱力と集中は必須ですが、今回のキーワードは“決して諦めない”ということ!!
ネバーギブアップ~!!

 

ムラータコラム「Hola! Que bola?」VOL.19 より一部抜粋。

VOL.19 確実な上達の秘訣は“決して諦めない!”編

 

村田 康夫(ムラータ)
キューバ音楽を学ぶため、1994年、2001年、2004年と三度に亘りキューバ音楽ソンの発祥地サンティアゴ・デ・クーバに長期滞在し、ラテンパーカッションの奏法を習得する。 また、数多くのミュージシャンとも共演。 サルサ、ラテンジャズ、シャンソンやパーカッションアンサンブル等、ラテン系にとどまらず幅広く音楽活動を行っている。