LP201A-2トラディショナルフープ仕様に、ボンゴヘッドは小(MACHO)にREMO NUSKIN、大(HEMBRA)には牛皮を張ったボンゴを使っています。
トラディショナルフープ仕様のボンゴは、カーブリム仕様に比べてひと回り小さく、フィット感もソフトで挟みやすいです。小柄な方には特におすすめです。
今回ボンゴヘッドの小(MACHO)をRENO SKYNDEEPに張り替えることにしました。サウンドはおそらくアコースティックな感じになるのではと期待!
触感は、NUSKINのようなザラっとしたコーティング感はなく、FIBERSKINのようなツルッとした手触りです。
ルックスは、ほぼ本皮!
牛ではなく山羊皮風!
長らくヘッド交換はしていなかったので、期待が膨らみます。
ボンゴを裏返して専用スパナ(インチ規格)でボルトを緩めていきます。
ヘッドが外れたら、フープからも外します。
フープの引っ掛けは、長年強い力で引っ張られていたので、若干内側に曲がっています。
NUSKINも伸び切っています。
サイズが間違っていないかの確認のため、ヘッドにキズを付けてしまわないためにSKYNDEEPにフープを裏返してはめてみます。問題ないのでサイズは合っています。
ここからが大変です。フープの引っ掛けが内側に曲がっているため入りません。
モンキースパナを使って根本から少しずつ広げていきます。キズを付けないように布等で挟んで曲げます。根本から直線的に曲げないと裾が広がってしまうので注意が必要です。
この作業は張り替えの時は毎回やっているのですが、残念ながら今回はどうやってもはまりませんでした。
ヘッドのフープ部の内径は変わりませんが、外径が以前より明らかに大きくなっているようです。
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諦めかけた時にひらめきました!
ヘッドに付いているフレッシュフープに問題があるのではないかと!
ボンゴにはまっていた使用済みのNUSKINヘッドからフレッシュフープを外します。
今回張り替え用のSKYNDEEPヘッドからもフレッシュフープを外しました。
比べてみます。明らかに太さが違いました。
NUSKINヘッドに付いていたフレッシュフープをSKYNDEEPヘッドにはめることができたので、フープにはめてみようと思います。もう使わないので問題ないですが、SKYNDEEPヘッドのフレッシュフープはNUSKINヘッドには当然はまりませんでした。
実は、ここからが予想以上に大変な作業でした。ヘッドの端が曲がらないようにフープの内側にヘッドの端を入れながら、ヘッド自体をフープに押し込んでいく、引っ掛けのリベットが引っかかる。入ったと思ったら反対側が外れてくる。
汗だくになりながら苦労しましたが、なんとかはまりました!!
台座やボルト&ナットをクリーニングして本体にヘッドを装着していきます。もちろん、フープや本体もクリーニング済みです。
ボルト&ナットには、白色ワセリンを塗っておきます。
オイルよりも扱いやすいのでワセリンがお勧めです。
スパナでチューニングをすれば完成です。
今回張り替えのボンゴは、90年代製造のLP201A-2トラディショナルフープということあって苦労しました。現行のトラディショナルフープならもう少し楽かもしれません。
LP201AX-2コンフォートカーブリムなら簡単に装着できるようです。
今回の張り替えはなんとかできましたが、結論としてはRENO SKYNDEEPは、LP201A-2トラディショナルフープには残念ながら非対応ということがわかりました。
どうしても使いたい方は、大変ですがフレッシュフープを交換さえすれば、できないことはないのでチャレンジしてみてくださいね!!
もう一台は、NUSKINヘッドを張ってみました。このNUSKINヘッドは、20年程前に購入したヘッドだったのでフレッシュフープを交換することなく装着できました。
さて、サウンドですが、予想どおりSKYNDEEPは乾いていて深みを感じるサウンドでした。SONなどアコースティックな編成に向いていると思います。NUSKINは、ストレートで硬めのサウンドなので、SALSAやエレクトリックな編成向きだと思います。
本皮とは違い湿気の影響は受けなく管理が非常に楽で、ハッキリとしたサウンドなのでボンゴの小(MACHO)には、どちらもサウンドの好みで使える良いヘッドだと思います。