前々回ではシンコペーションを、前回は装飾音符「トラッ」をご紹介しました。
今回は、シンコペーションと装飾音符を組み合わせたフレーズのご紹介です。ラテンパーカッションの醍醐味がしっかり味わえるサボール(Sabor)満載のフレーズなので、是非とも習得して演奏に活かして下さい。
1. 文字にすると4拍目から「ドカントラッドカントラッドカン」というニュアンスです。
休符ではなく、繋げてタイで演奏することが重要です!!
2. 4拍目から「ドカンドドカントラッドカン」となります。前回に比べ装飾音符のところが、かなりシンコペーションの効いたフレーズになりました。
3. 4拍目から「ドカンドドドントラッドカン」となります。リズムが同じでも音程が変わると雰囲気も変わってきます。
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マルチャを刻み、今回のフィルインを入れるとEX-1、2のようになります。フィルインの最後の音をベースにするとシンコペーションせずに解決できます。こちらも併せて練習するとバリエーションが広がります。
これらのフレーズは、キューバ音楽には欠かすことのできないフレーズで、3連符のフィーリングでコンガやティンバレスでもよく出てくるサボールのあるフレーズです。多くのミュージシャンが表現力豊かに演奏しています。
例えば「ウドドド・ットラッドトラ」「ドゥル・ドドドド・ットラトラトラ」などです。
こういったフレーズをコピーするだけでなく、フレーズを聞いただけで誰の演奏かわかるような、自分なりの味付けで表現できるようになるといいですね。
ムラータコラム「Hola! Que bola?」VOL.27 見よう見まねから自分なりの表現へ編より