チャーリー・パーカー・オムニブック:Ornithology

チャーリー・パーカー・オムニブック3曲目 オニソロジーを練習してみましょう。

替え指はファ♯ のみです。運指表を載せますので、ご存じか確認して下さい。

この曲の概要

・タイトルの意味は「鳥類学」

・コード進行は How High The Moon

・オムニブック指定テンポは236bpmだが実際の演奏は217〜220bpm

アルトサックス楽譜上の E メジャーのルートから第5音までのスケールが3小節目で E ドリアンのスケールになるという単純なメロディですが、軽快に空を羽ばたくような楽しい曲です。

この曲は替え指は右ページ13段目2小節目と14段目冒頭に出てくるF#くらいで指遣いもあまり難しくはありません。 F#変え指部分と運指表を見てみましょう。 このF#変え指のキィはトリルキィと言われるように、FとF#が連続する際に威力を発揮します。是非使い慣れて下さいね!

この曲には管楽器でジャズフレーズを演奏する際に使用する「飲む音」が出てきます。
これは指遣いは楽譜通りに演奏しているのですが、息を減らしてその音だけ鳴っているか鳴っていないかわからない程に小さく演奏するものです。聞いた時にそこだけ飲み込んでいるように聞こえるので「飲む音」と言われます。このようなソロ書取り楽譜ではカッコで表現されます。ジャズのニュアンスを出すには欠かせない技法ですので、これを機にチャレンジしてみて下さい。

早速演奏してみましょう。
まずはゆっくり 110bpm です。ご一緒に練習してみて下さいね。

続いてミディアムテンポ 165bpm です。発表会などはこれくらいのテンポで演奏できれば十分ですよ!

最後にチャーリー・パーカーと同じテンポです。

チャーリー・パーカーの曲は演奏していて元気が出てきますね!私は大好きです。

発表会などで How high the moon を演奏される場合、ラストコーラスをこのオニソロジーにしてもかっこいいですね。是非是非チャレンジして下さい。

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村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。