コードトーンをちゃんと調べて使用可能な音階を割り出して・・・理論的にも絶対あっているはずなのに演奏するとなんだか幼稚でダサい気がする・・・・。
それ、リズムが原因です。
前回のブログではコードトーンの使用について説明しました。コードやスケールは理論書やインターネットで調べる事が出来ますが、リズムパターンは何度も反復練習して自分の中にストックしておかないといけません。お寿司屋さんがネタを仕入れないと寿司が握れないのと同じです。
したがって今回はいくつかのリズムパターンを紹介しますので、ご自身でちょっとずつ変化を加えながら自分だけのリックを作り上げてみて下さいね。
その前にリズムパターンで是非意識して取り入れて頂きたい事がいくつかあります。
・裏拍から始める
・三連符を入れる
・裏拍からタイでつなぐ
・休符や白玉(全音符や二分音符の事です。和菓子じゃないですよ。)がたまに入る
これらが滑らかな文章のように繋がっている事が理想ですが、最初は途切れ途切れの文節になっても構いません。いろんなパターンを自身にインストールして行きましょう。
では早速いくつかのパターンをリズム譜で見てみましょう。
このリズムパターンに音符を当てはめてみましょう。コードは II-V-I パターンにしました。
このようにいくつかリズムパターンを先に考えてからパズルのように音を当てはめて何度か演奏してみて下さい。慣れてきたら少し変化を加えて自分なりのヴァリエーションを作るとどんどんリズムパターンのストックが増えていきます。
思いつかない時はソロを書き取った楽譜や、任意の曲からリズムだけを拝借するのも良いでしょう。Charlie Parker Omnibook なんかうってつけでオススメです。
今回はアドリブ演奏のメロディーを乗せるリズムについて解説したのですが、アドリブ演奏にはリズムに関する重要な項目がもう一つあります。それは「曲のリズムにぴったりと合っているか。」です。 これはリズム感の問題になります。
次回はリズム感について解説します。
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