誰もが知っているジャズスタンダードの中でもトップクラスの知名度なのが Take the “A” train ではないでしょうか。この秋は A 列車を乗りこなしてみませんか?
ムラータミュージックのアドリブワークショップでは来月(2024年 10月)から Take the “A” train をいくつかの項目に分けて丁寧に練習します。
大阪音楽大学のジャズ科受験課題曲の一つでもあるこのスタンダードにじっくり腰を据えて取り組んでみましょう。 この曲にはいくつか乗り越えなくてはならない山があります。
- 6小節目のフレーズがどの楽器で演奏しても難しい
- 3小節目の#11 問題
- サビ部分 M7の取り扱い
- よく耳にするリフ&ソロの掛け合い
- 一人で演奏する時と数人のコンボで演奏する時どうする?
これらを皆さんで一緒に練習します。その他にもこの曲の骨組みとなる構造やベースラインも説明しますので、全工程を終えた時には楽譜を見なくてもこの曲の演奏が出来るようになるはずです!
まずはテーマの演奏から取り組みますので、お手持ちの黒本やリアルブックを確認して下さい。 キィは C で演奏します。 オススメ音源をご紹介しますので是非聞いてワクワクして下さいね!!
まずは本家本元! Duke Ellington の演奏です。アルバムタイトルもズバリ Take the “A” Train
Duke Ellington の演奏は何度もプレスされていますので、色々なジャケットで見つける事が出来ます。
何度聞いてもワクワクと楽しくなってしまう演奏ですね。遠足のバスでこの曲をかけて貰えたら遠足の楽しさは倍増しそうな気がしませんか?
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次は私のイチオシ! Joe Henderson の LUSH LIFE – The Music oc Billy Strayhorn です。
このアルバムで彼はTake the “A” train をドラムとのデュオで演奏しています。とてもスリリングで素晴らしい演奏です。そしてアルバムタイトルにもなっている Lush Life は独奏で圧巻の演奏です。パーソネルは
Joe Henderson (ts)
Wynton Marsalis (tp)
Stephen Scott (p)
Christian McBride (b)
Gregory Hutchinson (ds)
次はピアニストにオススメ Michel Petrucciani の The Montreux Yearsです。
ピアノ独奏での Take the “A” train ですが、左手のリフが・・・凄いよ! 高速鉄道って感じの A 列車ですね。好きです。ピアノ弾きの皆さん、やってみてね!
次はビブラフォンの演奏です。バディ・リッチの Buddy’s Rock よりLionel Hampton ゲストの Take the “A” train です。ビブラフォンの涼やかな音色がひんやりと心地の良い演奏で、A列車に乗ってハーレムへ・・と言うよりはソリに乗ってオーロラを見に行くような気分になる1枚ですね。
最後はちょっと変わった演奏で、デイブ・ブルーベックカルテットの A train です。もちろんアルトサックスはポール・デスモンド。 アルトサックスのソロからいきなりマイナーに転調します。しかも J.S. Bach の Badinerie (BWN 1067)冒頭のフレーズが出てきてニヤリとしてしまいます。「短調のA列車も切なくて良いね〜」と思いながら聞いているとピアノソロは軽やかに元のメジャーキーに戻り「お!」と楽しくなりますよ。
この曲は音源が多くあるので探しているとあっという間に時間が過ぎてしまいますね。
是非楽しんでください。
10月ワークショップは Take the “A” train テーマの 1000本ノック!(嘘です。普通に練習します)楽しく練習しましょう!
10月10日 15:30-16:30
10月13日 14:00-15:00
参加費 ¥2,000
テキストをご用意しますので参加楽器をお知らせください。ボーカルでもハーモニカでもリコーダーでも弦楽器でもなんでも大丈夫ですよ!アドリブ未経験者でもご安心ください。
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