暑い日のサックスに関する注意

猛暑が続く中メディアではスマホや車のバッテリーに関する注意喚起がなされていますが、熱に弱いのは電子機器だけではありません。 楽器もです。

特にサクソフォンの場合キィ内側についているタンポは高温になると接着剤が溶けて外れてしまいます。
実際に家の窓側の棚に楽器を置いていてケースを開けるとタンポが下に落ちていた方もおられます。

外を歩く際もご自身の熱中症に気をつけるのはもちろんの事ですが、危ないのは「黒いケース」もしくは「アルミ製の薄型ケース」(例えばシャイニーなど)をお使いの方は、ケース内部の温度が上がりすぎないよう注意して下さい。

車のトランクに入れるなどもってのほか!必ず冷房の効いた車内に入れて下さい。ガレージに停める際も車に置きっぱなしにせずにできれば持ち歩いて下さい。

日傘をさしたり、風呂敷やスカーフの様な布を一枚ケースに巻き付けて持つだけでもだいぶ違います。

またチューニングに関しても注意が必要です。
楽器の温度が上がると音程は高くなりますので夏はマウスピースの位置がかなり変わります。

これは私の楽器ですが、コルクの変色がわかるでしょうか。

冬場はコルクが黒ずんでいる箇所が見えなくなるまでマウスピースを差し込むのですが、夏はこれだけマウスピースを抜いてセッティングするのです。

またマウスピースの特性で「音程が高めのもの」と「音程が低めのもの」があります。
私の手持ちの中で分類して見ます。

音程が高めのマウスピース
・クラウドレイキー
・ジョディジャズメタル
この二つは夏の野外演奏では使えません(私は)

音程が低めのマウスピース
・ロートンメタル
・SAXZメタル
特にロートンは温まってもあまり音程が上がりませんので(番号は9番を使用しています。)夏に重宝しています。

年間を通して使いやすいマウスピース
・ヤナギサワメタル
・ジョディジャズハードラバー
・バンドレン

そして、夏の練習はチューニング以上に「急激な血圧の低下」に注意して下さい。特に女性!
・体温上昇
・深呼吸(楽器を吹く事、歌う事等)
この二つの条件が揃うと突然フラ〜っと眩暈めまいが起きてしんどくなる事があります。場合によっては吐き気もします。
可能なら涼しい場所で足を少し上げて横になるか、正座(圧迫で血液を戻す)して水分が取れたら取って下さい。
屈伸も良いらしいのですが、フラついている時点でもう危ないので安静をお勧めします。

練習スタジオの時間が勿体無いので無理してでも吹きたいお気持ちは痛いほどわかります・・・( ; ; )
そういう時は早めにスタジオに行って待合室で冷たい飲み物を取ったり冷房で体を冷やしてクールダウンして下さいね。

ムラータミュージックのスタジオでは待合室がございます。 一階のカフェでは美味しそうなフルーツのスカッシュも色々あるので、是非活用してレッスンへお越し下さい。

ムラータミュージックのホームページはこちらです。

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。