値上げの波が楽器にも・・・

今年2022年の7月13日にセルマーが値上げをするそうです。

ソプラノサックスが大体10万円程度
アルトサックスは4万円〜22万円
テナーサックスは6万円〜17万円
バリトンサックスは22万円程度

上がりすぎ・・・と感じるのは私だけでしょうか。

輸送費、原材料費、円安のトリプルパンチとは言えちょっと爆上がりしすぎですね。

ヤナギサワも9月に値上げされるそうです。こちらはどの程度の値上げかはまだ分かりません。

色々なメーカーから素晴らしい楽器がどんどんと出てくるので昔ほどセルマー神話も無くなってきたかな〜とも思うのですが、クラシックで音楽大学受験となるとまだまだ「セルマーじゃないと。」と言う空気感もあるかも知れませんね。

セルマー、ヤナギサワ、ヤマハ、ビュッフェクランポン、カイルベルト、キャノンボール、カイルベルト、アムステルダムウインズ、沢山の会社でサックスは作られています。会社が無くなってもうヴィンテージになってしまったものや、サックスの製造をやめてしまったものでも、
マーチン、コーン、アメセル、パール etc…

私は1920年製造のマーチンのテナーサックスを持っているのですが(リペアand改造済みで11万円くらいでした。)100年以上たっていても十分使えてしかも結構良い音です。かなり吹き込まれている楽器でずっとミュージシャンが使っていたもので、私は3〜4人目のユーザーとの事でした。ヴィンテージサックスは初心者の方にはちょっとキツイとは思いますが、100年以上ガンガン吹き続けてもまだまだ鳴る!と言う事を是非覚えておいて下さい。

楽器はその耐久性からも十分に人生の相棒となるものです。

これを機に世の中に溢れている中古楽器に目を向ける人が増えても良いのかなぁ〜なんて思ったりもします。
サックスは丈夫で長持ちする楽器です。10年落ちで半額以下!なんて見つけたら掘り出し物ですよ〜!!

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。