今回はスケール(音階)とコード(和音)について説明します。
まずその前に重要なのは All key (全ての調)になります。ピアノの鍵盤を見てわかる通り、一オクターブ内に12の音が存在します。
もちろん異名同音(たとえば C#とDb)のように鳴っているサウンドは同じなのですが、理論上(視覚化した時)存在するものを含むと調号としては14の調(Key)があります。それぞれの調号は長調(メジャーキィ)と短調(マイナーキィ)を持っているので、通常では24、異名同音を含むと28のキィが存在することになります。
つまり最大28しかないこの調性を理解すれば良いのです。音楽理論はクラシック理論でもポピュラー理論でもこの調号の理解が基本であり、ここさえ押さえておけばほとんどの事は理解できます。下図に示します。
この図は長調(メジャーキィ)の調号と主音を表示しています。
それぞれの調には主音から始まる7つの音で構成する音階(スケール)があります。
例えばCメジャーはドから始まるのでこうなります。
Fメジャーだとこのようになります。
F Major scale
音階の7つのそれぞれの音符の上に3度ずつ音符をかさねて4つの音を積み上げたものを、ダイアトニックコード(Diatonic chord)と言います。したがってそれぞれのキィは7つのコードを所有していると考えます。わかりやすくkey of C で示します。
それぞれのコードは音階(スケール)を所有していて名前がついています。
これは12種類全てのキィに当てはまります。音階の名前はニックネームみたいな物なので、「覚えないと!」なんて思わず気楽に考えて下さいね。
今回は長音階の名前とコードネームを説明しました。次回からはそれぞれのキィの関係性についても説明していきます。
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