雨の日が続くとついつい楽器を持って出かけるのが億劫になりますよね。
そんな日は卓上での音楽を楽しみましょう!
楽典の音程もいよいよ6度です。特に長6度は「平行調:Relative key(レラティブキィ)」と言って同じ調号の長調(メジャーキィ)と短調(マイナーキィ)の関係にあるのでとても重要です。
毎回「重要です。」と言うフレーズ使ってますね。はい、結局7度まで全て重要なんです。・・・そう、逆に言うと7つしかありませんからご安心を。
その前に、前回の「5度」の答え合わせをしましょう。 問題はこれでした。
回答
問題1)減5度 2)完全5度 3)増5度 4)増5度
いかがでしたでしょうか。間違えても順を追って考えると必ず正解にたどり着きます。
根気よくチャレンジしてくださいね。
では早速6度に入ります。
まずは長6度。 楽譜にするとこうなります。
長6度の数え方なのですが、まずは普通に数えるとこうです。
これ、数えるの大変ですよね。 大丈夫!裏技がありますよ〜!!ご安心下さい。その裏技ですが「回転音程」を利用します。片方の音をオクターブ移動させるのです。
つまりこういう事です。
回転音程とは、どちらかの音を1オクターブ動かしてもう片方の音程に近ずける事です。
その際に思い出していただきたいのは「3度」の数え方です。忘れた方はこちらの過去の記事より短3度と長3度をご覧ください。
上の画像の様にドの音を1オクターブ上げると、右隣りのラの音と「短3度」になりました。
ここからがポイントです。
「長は短」
「短は長」
「増は減」
「減は増」
「重増は重減」
「重減は重増」
それぞれ入れ替えて回転させる前の音程に付け加えます。
したがって、回転音程は「短」3度でしたので回転させる前の6度の前に「長」を付けて、「長3度」となります。
では続いて短6度を見て見ましょう。
これも同じく回転させて考えましょう。
回転させると長3度になりました。したがって短6度と言う事がわかります。これはピアノの鍵盤で鳴らしながら考えると分かりやすいです。
もちろん増6度もあります。
和音にも曲にもあまり出てこないので、さら〜っと行きます。
減6度も然り。
重増、重減もありますがポピュラー音楽では、ほぼ出て来ません。今回は割愛します。
では、6度の問題です。考えてみて下さいね。
雨の日は外に出たくないですよね。普通ね…。しかし私の父親は雨がザーザー降っている時には、ほぼ必ずと言って良い程全身雨合羽を着て尚且つ水漏れしそうな箇所はビニールテープで補強して、時間をかけて防護服の様な格好を装着し何故か自転車に乗って散歩に出掛けていました。そして帰宅後、時間をかけて丁寧に自作防護服を脱ぎ、中に着ていた洋服が全く濡れていないのを確認して「よっしゃ!」と喜んでいました。
「なんでそんなめんどくさい事すんの?」と聞くと「これがな、めちゃくちゃ楽しいんや。」と嬉しそうに話していました。
なんの参考にもなりませんが普通嫌な事を全力で楽しめる人って…絶対鬱にはなりませんね。ビバ!奇人変人!