オールキィ練習方法

前回のブログでお伝えしたアドリブへの第一歩(大一歩でもいいですねkira01.gif)オールキィの具体的な練習方法に入っていきたいと思います。

それにはまず前回ブログに記載致しましたキィの順番を少しずつ覚えて下さいね。

一気に覚えてしまわなくても大丈夫です。これから練習していくに伴って必ず身についてきますよ!

まず、スケールから練習していきましょう。今日は Key of C (ハ長調・C Dur)です。

まずはこの楽譜をご覧ください。

ここで重要なのはこれから全ての練習はサックスで出せる一番低い音から初めるという事です。したがってLow C key の付いたバリトンサックスをお持ちの方はさらにひとつ下のラの音から練習する事になります。

全てのキィを楽器の持つ最低音から練習するのです。

これはCのスケールはドから吹き始めると言う習慣をやめることに目的があります。Cのスケールは「ドから始まる音階」ではなく「調号(フラット、シャープの事)を持たない音階」つまり、すべてはナチュラルの音であるという事です。

この習慣が身につくとコードネームを見たらまずその音を吹いてしまうと言う呪縛から逃れる事が出来ます。ルートの音はベーシストが支えてくれています。

まだ楽譜に慣れていなくてルビを打たないと難しい方は、カタカナ表記でもかまいませんよ。

カタカナ表記も作ってみました。お使い下さい。

どの高さのドかわからなくなる方は、オクターブキィを押す音にひとつ・を打って、サイドキィを使う一番高い音にふたつ・・を打つなど工夫して下さい。

大切なのは吹けるようになる事ですので、見やすい練習方法をどんどんと開発しましょう!

もちろん適当な場所で息継ぎして下さい。

こんな事に命をかけてはいけませんsweat02.gif

これはスラスラ演奏する事は目的ではありません。理解する事が目的の練習方法になります。ゆっくりでもかまわないので、今回は「Cのキィは調号が無い!」と言う事を心に留めておいて下さいね。

この練習方法の記事は時々アップしていきます。

練習のひとつとしてお役にたてますようにnotes.gif

 

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。