アドリブをしてみたいけど・・・

サックスのレッスンを受けて何年かたつと、「セッション行ってみたいなぁ。」とか、「アドリブしたいんだけど、何からどう勉強したらいいんだろう。」とか、「なんか適当に吹いてしまってるけど、もっとカッコよくならないかなぁ。」なんて思われるのではないでしょうか。

そう思い始められたということは、かなり上達されたんですね。素晴らしい!

「いったい何からどう手をつけたらいいの?」と思っておられる方のために、今日はとりあえず取り組んで頂きたい練習をご提案します。

それは「オールキィ」

ようは全てのキィ(調性)を理解、把握して使いこなすということです。これはサックスに限ったことではありません。

メジャーキィ(長調)マイナーキィ(短調)はそれぞれ12種類あります。それをまず把握する事が大きな一歩です。

このオールキィですが練習していく順番があります。まずはこの順番を覚えて下さい。レッスンに起こし頂いている生徒さんの皆様には毎回しつこくお話しておりますが・・その順番は

C → F → Bb → Eb →Ab → Db → F# → B → E → A → D → G

このようになります。前半6つがフラット系、後半6つがシャープ系です。

楽譜にするとこのようになります。

 

DbからF#に移る際は頭で考える階名(ド・レ・ミ・・)を半音ずつ変えないといけません(後日詳しくコンテンツにします。)

主音の音の高さはサックスの音域で一番低いところにあわせましたが、もしサックス以外の楽器でご覧になっていただいている方はご自身の楽器に合わせてオクターブ調整して下さいね。kira01.gif

レッスンの時は毎回皆様の楽譜にヘタクソな手書きで書いております。すみませんsweat02.gif

スクリーンショットやプリントアウトでどうぞ練習のお役にたてたらとおもいます。

時折このオールキィ練習方法について具体的にアップしていきますので、まずはこの順番と、ルート(主音の事です。たとえばCのキィならドになります。)と調号を少しずつ覚えて下さいね。

フラットの付く順番は階名でシミラレソ(ドファ)今回はGbとCbのキィはとりあげません。( F# Bと異名同音ですので省きました。)

シャープの付く順番はファドソレラ(ミシ)です。

呪文のように覚えて下さいsign03.gif

このブログを読んでくださっている方全員が今年中にアドリブバリバリになれるよう頑張ってアップしていきますね!!

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。