リズム感を良くするために出来る事

前回のブログでは「リズム感」とは何なのかを考えました。その上で今回はじゃあリズム感を良くするためにはどのような練習方法が有効かについて考えてみたいと思います。

まず思い出してみたいのは、楽器を演奏する事や音楽のリズムをとる(例えば手拍子でとかダンスとか)事は運動系であると言う事です。したがってスポーツ理論やトレーニング理論が私たち音楽の修学者にも役に立つのではないでしょうか。

スポーツのトレーニングで大切な事は「反復練習」と「成功体験」「目標設定」とありました。これは何かを習得する際には全てのジャンルに当てはまりそうです。 特に音楽技術の向上には反復練習は欠かせませんよね。

じゃあリズム感を鍛えるにはどんな反復練習が良いだろう・・・。と考えていくつか思いついた事があります。

その1:ゲーム

ゲームは遊びながら楽しくマスター出来るのでとても良いツールだと思います。これはオススメのアプリがあります。「リズムくん」と言うゲームアプリですが、結構楽しめます。簡単なリズム譜が表示されてその通りに画面をタップすると言う単純なアプリですが、難易度が「やさしい」「ふつう」「むずかしい」「タイのもんだい」と分類されており、子どもさんとも一緒に楽しめます。¥250 買切りなので後ほど課金される事もなく安心です。ちなみに私はゲームでブラインドタッチをマスターしました。(ブラインドタッチ習得の為のゲームがあります。)

リズムくんはこんな感じのアプリです。お孫さんと楽しく練習されてる方も多数おられますよ!

その2:ダンス

ダンスは本当にお勧めです。なんてったって(ア〜イド〜ル、じゃなくて・・・)楽しいですよね。

私とムラータが所属しているサルサバンドのライブの時いつも素晴らしいショーをしてくれるダンサーのナツコちゃんをご紹介したいと思います。ダンスインストラクターもしている彼女のYouTubeは超オススメです。 サルサステップはパーカッション教室の皆様にも重要ですね。

では、ナツコちゃんと一緒に踊ってみましょう!! オンラインレッスンも対応されてます。

いや〜、ダンサーと言う人種はなんでこんなにカッコイイんでしょう。憧れます。

その3:とにかくリズムをとってみる。

手拍子とか膝を叩いてみたり・・・・パーカッションを練習してみたり。何か好きな曲をかけながらリズムをとってみても良いのですが、パーカッションやドラムのリズムパターンを具体的にマスターしてみるのもリズム感の向上には有効です。

このムラータ動画と一緒に机なり膝なり軽く叩いてみましょう。徐々に動作が増えていくのでわかりやすいです。

今習っている曲の楽譜を一生懸命さらってそのリズムを数える事も重要な練習ですが、それは感覚を鍛えると言うより理屈を理解している行動になります。このようにちょっとサックスから離れて体を動かしながら感覚的なトレーニングをするのもリズム感の向上には効くと思います。

私のイチ押しは「ダンス」です!!

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。