音楽鑑賞のススメ

困った流行のせいで引き篭もりがちになる今日この頃…。「なかなか練習スタジオにも行きにくい…😢なんて方もおられるのでは無いでしょうか。

こんな時はもう腹を決めて引きこもって音楽鑑賞しちゃいましょう、しちゃいましょう🎶

幸い何でもダウンロード購入出来る世の中になりました。しかもハイレゾ✨なんかあったりして、より良い音での購入が可能です。引き篭もったままCDが買えてしまうなんて、今利用しない手はありません。

サックス🎷を習い始めたので(もしくは習いたい💕と思っている)何かサックスのCDを買いたいけど何を買えば良いかしら…。何て思っておられる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。そんな方のためにお節介にオススメCDをご紹介差し上げたいと思います。

まずはアルトサックスからご紹介。

とりあえず買っておいて間違いのない1枚📀✨は

キャノンボール・アダレイのSomethin’ Else です。

Alto sax : Cannonball Adderley

Tp : Miles Davis

P.f. : Hank Jones

Bass : Sam Jones

Dr. : Art Blakey

このアルバムに収録されている枯葉(Autumn Leaves)はネット上に完コピの楽譜が沢山出回っています。出版物も然り。

テーマはマイルス・デイビス🎺が演奏しています。(リーダーはキャノンボール・アダレイなんですけど…。いや、別に良いんだけどね…😅)そのテーマ🎺が終わってすぐにキャノンボール・アダレイのソロなのですが、その出だしの音色と選択している音、空気感…もうトロけます✨お願い、聴いて🎧

その後続くマイルスの削ぎ落とされたソロもシビれますよ〜。え!音数ってこんなに少なくていいの!?とビビリます。

因みにマイルス・デイビスとキャノンボール・アダレイのコンビのソロはこのアルバムが収録された1958年にもう一枚レコーディングしていて、それもオススメです。

タイトルは ‘58 sessions

先程の Somethin’ Elese はキャノンボール・アダレイがリーダーですが(マイルスがテーマを吹いているのが多いけど…。)このアルバムはマイルスがリーダーです。 更にテナーサックスでコルトレーンが加わっています。

Tp: Miles Davis

As: Cannonball Adderley

Ts: John Coltrane

Pf.: Bill Evans, Red Garland

Bass: Paul Chambers

Dr.: Jimmy Cobb, Philly Joe Jones

これ、ほとんど同じメンバーでさらに1959年に Kind of Blueと言うアルバムが出ています。Tp: Miles Davis

As: Cannonball Adderley

Ts: John Coltrane

Pf.: Bill Evans, Wynton Kelly

Bs.: Paul Chambers

Dr.: Jimmy Cobb

しかしマイルスってグッドルッキングですねぇ。カッコ良すぎ✨

これも激しくおススメなので迷ったら3枚とも買っちゃいましょう。かっちゃいましょう。引き篭もりついでです!

上記の2つのアルバムはコルトレーンが参加しているのでもちろんテナーサックスを聴きたい方にもオススメなのですが、折角なのでテナーサックスがリーダーのアルバムもご紹介します。

初めて聞くならズートシムズ(Zoot Sims)をオススメします。アルバムは何を買っても大当たりですので安心して買って下さい。聴いたら絶対好きになっちゃいますよ〜。アルトの人もこれは聴きましょう!(テナーが欲しくなっちゃったら…?買いましょう!)Zoot Sims のアルバムの中で私のお気に入りはDown Home です。一曲目なんかついつい踊っちゃいます。

Ts.: Zoot Sims

Pf.: Dave McKenna

Bs.: George Tucker

Dr.: Dannie Richmond

アルバム「ZOOT」もオススメです。昨日聴いてました。

Ts.: Zoot Sims

Pf.: Johnny Williams

Bs.: Knobby Totah

Dr.: Gus Johnson

今回は「初めて買うなら!」と言うコンセプトでご紹介したので、また次の機会には「ちょっと聴き慣れてきたら…」「どっしりききごたえあり!」「キッツイのん!」などなどご紹介します。

この引き篭もり騒動が落ち着いたら、スコアを見て解説しながらの楽しい「鑑賞会」や、「勉強会」を開催したいと思います。

色々資料🎼を準備しますね!

楽しいんだな〜これがまた…🤗✨🎶

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。