基礎練習って?

「基礎練ちゃんとしないと…。」とか「基礎が出来てないから…。」とか「まずは基礎を…。」と言うお話を良く聞きます。

基礎って何だと思われますか?

音程が良い?

指が良くまわる?

キレイな音色?

正しいリズム感?

上記のクエスチョンは全て応用編だと考えます。

では私の思う基礎は何かと申し上げますと、

「音が出る。」です。

ここをクリアしなければ指回しは出来ませんし音程は取れませんし、音色も作れません。

リズム感は楽器を持たなくても強化出来ますが、その話は後日アップしますね❣️

とにかく、「音を出す!」これが基礎だとシンプルに思っておけば普段の練習はもっと楽になりますよ。

ま、結局は全音域のロングトーンになるのですが、効率の良い練習方法をお伝えしたいと思います。

二部に分かれています。まずは下降形から。

そして上行形

ここで重要なのはあくまでも「音を出す」事ですから、音程が悪くても音色が汚くても気にせずにリラックスして吹く事です。

毎日続ければ、アンブッシュアーが安定して音程も音色も良くなります。

ただし、女性の場合ご注意頂きたいのですが、深呼吸が急激な血圧の低下を招く事がございます。ロングトーンの途中でフラっとしたり目眩を感じたらすぐにやめて正座か足を上にして横になって下さい。

この事についてはこちらに記載しております。

ロングトーン練習を続けると息の燃費も良くなりますよ(^^)

大きな音は必要ありません。1番出しやすい音量で身体と楽器を軽く暖めるくらいの気持ちでリラックスして実践してみて下さいね。

あ、勿論ですが息継ぎして下さいね!(ブレスは一拍とって楽に吸って下さい。)

こんな事に命をかけてはいけませーん😉

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。