スイング出来てる?

水無月になりました。ムラータが「今日は三条月餅屋さんの水無月にする?仙太郎さんにする?それとも…」と毎日ソワソワ🎶しています。ちなみに三条月餅屋さんはこの6月1ヶ月間のみ「黒糖水無月」を作られます。(白と抹茶は一年中食べられます❣️✨)

それはさておき、せっかくアドリブが出来る様になってきたのに「何か違う…。」と思ったり「何か違うんだよね〜。」と言われて落ち込んじゃったり…。と言う事は無いでしょうか。お気持ちお察しします😭

その「何か」とは、何でしょうか。私が推測するに、殆どは「アーティキュレーション」です。おそらく表拍(ダウンビート)から裏拍(アップビート)にスラーをかけて演奏しておられると思います。

次の楽譜をスイングのリズムで(跳ねて)演奏してみて下さい。

どの様なタンギングで演奏されたでしょうか。「え?どこでタンギングしたかわからないよ!」と言う方もおられる事と思います。

そのタンギングの位置、意識して練習して欲しいんです❣️😉

どの位置かと申しますと、次に示す楽譜の様に裏拍(アップビート)から表拍(ダウンビート)にかけてスラーをかけて下さい。すなわち、裏拍でタンギングをする事になります。

表拍からフレーズがある時は2回タンギングをする事になります。

これね、慣れるまではなかなかスムーズに出来ないんですよ。でも、何度も繰り返して身に付いてくるとスイングしてきますよ🤗✨(4小節目は例外で、音が高い音から下方へ跳躍する時は高い方からスラーがかかります。その際裏拍は「飲む音」と言って殆ど聞こえないかのような演奏になります。)

練習される際にお気を付けて頂きたい事があります。それは、「スラーの終わり(一拍目以降の表拍)と次のタンギング(裏拍からのスラーの始まり)の隙間を開けない。」と言う事です。

文章にするとわかりにくいですが、要は音と音との隙間を空けすぎないと言う事です。

空けてしまうとスイングではなく「ッタラッタラッタラッタうっさぎのダンス〜。」になります。(随分前に大学生にこの歌で説明したら「何すかそれ。」と言われました😭💦

とにかく、スイングではなくスキップになっちゃうよ〜👯‍♀️と言う事です。

梅雨は絶好の「練習篭り」シーズンです!夏に向けてこのアーティキュレーションを是非身につけて楽しく演奏して下さい🎷

ちなみにこの記事のトップに載せている水無月と葛桜は桂離宮横の「中村軒」のものです😋

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。