サックスリードのセッティングについて

「またリードの話かよ!」などとツッ込まれそうですが、リードの話は尽きないんですよねぇ~。私マニアですから(^ ^)

20年程前にリードだけでワークショップした事があります。主催は京響で受講者は高校生の皆さんでした。

ま、これだけ掘り下げるくらいに好きなんですねー。

それはさて置き、サックスを初めて吹かれる時にセッティング程大切な事は有りません。

セッティングが上手く行けば、ほぼ音は出ます。逆に音が出なかったりミストーンを連発してしまう時はセッティングを見直せば上手く行く事がほとんどです。おろそかにしてはいけませんよ(^_-)

では、早速リードの付け位置ですが…

1.マウスピースに付けた状態で指で

2.リードを軽く押さえて目の高さまで持ち上げて見て

3. リードの先端の向こうにマウスピースが「髪の毛一本分見える」

これが基本です。

こんな感じ。

横から見ると…

指を離すとリードとマウスピースの先端はほぼ同じ高さに見えますよ。

そして、ちょっと応用編なのですが、

「ずっと使ってたリードが薄くなっちゃったけど、これしか無い(;_;)」という時は…。

リードの付け位置を少し上に(やはり髪の毛一本分くらいですよ。)ずらすとしばらく使えます。

逆に「うっしんどい(>人<;)」という硬めのリードの時は髪の毛一本分もしくは二本分くらい下にずらすと少し楽になります。(もちろん、サンドペーパーで削った方が良いですが…)

そして、リードを着ける時に大切なポイントがもう一つ。

「リガチャーの位置」です。

これは、マウスピースに付いている溝、もしくはラインのすぐ下です。

ここ。

「ちょっと音が出にくいなぁ~(*_*)」と言うか時に参考にして頂けたら嬉しいです。

楽しい春!是非楽しい音を奏でて下さいね。

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。