ジャズ・サックス実践と理論:オルフェのサンバ

ムラータミュージックのレッスンテキストでも採用している ジャズ・アルト・サックス実践と理論の8曲Samba De Orfeu(オルフェのサンバ)を練習してみましょう。

この曲はコードはシンプルで曲の構成は簡単なのですが、シンコペーションが多くリズムが難しいのが特徴です。シンコペーションはボサノバやラテンジャズを演奏する際にも重要ですので、是非この機会にチャレンジしてみてください。

シンコペーションとは?

シンコペーションとは裏拍から次の表拍(もしくはもう少し先)までが繋がったリズムの事です。
演奏する際には単に裏拍から繋げるだけではなくアクセントやスタッカートの通例の演奏方法が有ります。この演奏方法のコツを掴めばボサノバ等のラテン音楽の演奏は確実にレベルアップします。
実際にこの「オルフェのサンバ」ではどうすれば良いか見てみましょう。

コツ:裏拍から括られた4分音符はスタッカート

冒頭のメロディを見てみましょう。このようになっています。

この楽譜をそのままレガート演奏すると何となく重たく幼稚な演奏になってしまいます。

裏から括られた4分音符にスタッカートをつけてみましょう。

スタッカートをつけるとメロディは軽やかに聞こえると思います。スタッカートは音符を半分の音価で演奏する事なので、音価通りに楽譜を書き換えるとこのようになります。

ジャズやポピュラーの楽譜にはアーティキュレーションがついていない事が多いです。それはこの「通例の演奏方法」と言うか「暗黙の了解」をわかっているものとして音符のみが記されているからなのですが、慣れるまでは難しいと思いますので、楽譜に書き込んでみて下さい。

練習をお供させて頂ければ・・・と楽譜通りの演奏をゆっくりのテンポ(110bpm)でアップロードしました。
iReal Pro 伴奏は「スタイル Latin」 の中のBrasil:Samba に合わせて演奏しています。

爽やかな曲なので、楽しく演奏してみて下さい!

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村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。