VOL.133 ヴィティスメン/コンガワークショップQ&A編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。
今回はCHAPA実践編の予定でしたが、コンガワークショップQ&Aコーナーでのヴィティスメンことヴィクトル・サガーラ氏の回答に非常に興味深いものがありましたので予定を変更してご紹介したいと思います。
ヴィティスメンのコンガワークショップは、梅雨空を吹き飛ばす勢いの大盛況でした。今回は、現役バリバリのキューバのミュージシャンのワークショップと言うこともあって、みんなの注目はやはり、どのようにリズムを感じて演奏しているかに集中しました。どうやらその秘密はクラーベにあるようです。
《数え方について》
私たち日本人は、譜面に置き換えてリズムをイメージするため小節単位に数えますが、キューバ人はどうなんでしょう?
ヴィティスメンの回答はやはり、予想どおり「1、2、3、4」の小節単位ではなく、クラーベ単位でした。では、実際のクラーベの数え方をカナ譜例で確認してみましょう。
私たち日本人は、カナ譜例 1の小節単位の数え方なのでクラーベを「いち、にとー、しー、に、さん」と数えます。ヴィティスメンは、カナ譜例 2のように
「UN、DOS、UーN、DOS、TRES」
と数えていました。
ルンバクラーベはカナ譜例 3のように数えます。
私たちが、1と思って演奏しているところと、彼が演奏している1が違うんですね。
キューバに行ってコンガのレッスンを受け、頭がどこか分からず何回もどこが1か聞いたという話を良く聞きます。
今日から「UN、DOS、UーN、DOS、TRES」と口ずさみながら、サルサを聞き、楽器の練習し、踊りましょう!
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2007/07/12掲載