サックスストラップについて

サックスストラップは何を使っておられますか?

この写真はBGのストラップに「紅」刺繍を入れて生徒さんから頂きました。スタジオのメインシンボルとして壁に飾っています。

さて、サックスを習い始めて「なんかと肩と首が凝るなぁ〜…。」なんて思っておられるんじゃ無いですか?

それ、ストラップのせいかも知れませんよ。

サックスは真鍮で出来ており、楽器の中では結構重たい方です。

そして、楽器を購入して付属しているストラップは、首掛けタイプなんですよねぇ。

首からこの鉄の塊をぶら下げるのは、ちょっと身体に負担がかかります。

是非肩掛けタイプに買い換えて下さい!

サックスを演奏する事を人生に取り入れられたのは、人生を豊かにする為だったり、ストレス発散だったり楽しむためだと思います。

それが身体にストレスをかける事になってはいけません! 購入すれば済む話なので買っちゃいましょう、買っちゃいましょう。

結論から言うと今の所1番身体に負担が無いのはJazzlabから出ているサックスホルダーと言うものです。

これねぇ…本当に楽器を軽く感じるし安定感はあるし、何時間吹いていても肩凝らないんですが、見た目が悪すぎるんですね。しかも、デカイので楽器ケースにほぼ入らない。(テナーはベルに入ります。でもベルにスタンド入れてる人は無理ですよね。)

結局大きめのカバンを持たないといけないので荷物が増えると言うのがちょっと難点。

で、それをちょっと補っているのがサウンド風雅さんから出ているこれですね。

こちらは風雅さんのHPを見ると色んな色を発売されていて、見た目も良く素材も本革でしかも小さくなるので大抵のケースにおさまります。

しかし、先にご紹介したサックスホルダーに比べると楽器が重たく感じる上に地肌に触れるとちょっと痛い。しかも少し不安定です。

でも小さくなるのとグッドルッキングなのは大きなポイントです。

では、ここでサックスストラップ肩凝り問題に色んなメーカーが取り組んだ歴史を見てみましょう。(と言うか、私の買い物の歴史かも…)

まずはBGから初期に出たこれです。

何故赤を買ったんだ…と思っていたら黒も白も買っていました。おそらく衣装に合わせて全色買ったのでしょう。

これはパラシュート用か?って感じの見た目な上になんだかワンちゃんのお散歩ハーネスにも見えます。身体に寄添い過ぎてベルアップする時は背中を反らさないといけなくて辛いです。

それから大阪か何処かの整体師さんが作られたと言うこれ

これは発売された時画期的で感動しました。

生徒さん皆さんにオススメして、かなりの人数買われました。

締め付け感もなく、ベルアップも楽々できます。ただ、サックスホルダーに比べるとやはり肩にズッシリと楽器の重みがかかります。

でも昔からサックスストラップはずーーーっと新製品が世界中から発売され続けている事を思うと、皆さんよほど苦労しているんだなぁと思います。

よく「音が良くなるストラップ」と言う触れ込みで売り出しているものも多いのですが、経験上音が良くなるのはやはりマウスピースとリードとアンブッシュアーのバランス、そして唇のコントロールだと思います。

是非身体に負担の無いストラップで楽しいサックス練習の日々を送って下さい!

サックスを吹く事が皆さまの人生により良い彩りを添えてくれる事を心から願います(^^)

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村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。