練習時間がなかなか取れない時の練習問題

CA390379

年度替わりやゴールデンウイークだった事もあり、「なかなか練習時間がなくて…」とのお声をよく聞く機会が多くなりました。

紅教室は練習出来ていなくてもレッスンの時に私と一緒に練習するくらいの気楽な気分でお越し頂いたら良いのですが、練習…したいですよね。

やっと練習時間が取れた!でも短いっ!

と言う時。「この短時間で何をしろと…」となりますよねぇ。

これは最優先すべき事をすると良いと思います。したがって、内容はそれぞれですが…

・習い始めてまだ間もない方(まだ知らない運指がある)は、習った音(指)のロングトーンを[小さな音で]なるべく長く鳴らす練習をして下さい。 小さな音と言うのがポイントなのですが、小さな音が安定して鳴らせるアンブッシュアー(楽器を吹く時の口の形)は全ての音域鳴らせます。たとえ短い時間でも続けると効果はかなり有ります。是非チャレンジして下さい。

・ある程度習っていて曲をさらっている方は、曲のメロディをゆっくり丁寧にさらって下さい。これはロングトーンも兼ねますのでこれだけで充分です。

・ライブ(又は発表会など人前で吹かないといけない機会)がある方は、曲の中になかなか吹けない指使いの場所をひたすらさらいましょう。そこばーーーーっかりうなされそうなほどに!何故か一晩寝ると吹けたりします。これはギターの練習で良く言われるのですが、何故かそんな事がある(かもしれない)ので、是非やってみる価値ありです!

・レッスンでアドリブについて習っておられる方は楽器を出さなくても練習できますよ!

まずメロディを階名(ドレミの事)で言えますか?言えなければ言えるようにしましょう。不審者の様にブツブツと呟きましょう。

それが出来たらメロディと同時にコードネーム思い出せますか?これは少し難しいですが出来るようになるとかなりのステップアップです! 是非チャレンジして下さい!

でも練習していない状態でいらしても大丈夫ですよ!レッスンだけでも必ず吹けるようになります!現に私に会った時しか楽器を出さない方でもちゃんと曲を吹いておられますから。「え、その人ホントは練習してるんじゃないの?」ですって?いいえ、絶対練習されてませんよ。だって私のスタジオに楽器置いて帰っておられますもの…^_^;

ただ練習場所に困っておられる意見も良くお伺いしますので、次回はまた場所の工夫についてもお知らせしたいと思います😊

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。