糸繰り

大原野のとある場所。

染色と織りの作家さんのアトリエがあります。

先日、「そろそろ糸取りを始めさせてもらいますね。」とのご連絡が。
何の糸取りかって?

私が注文した帯です。
お蚕さんが眉になったから、これからその帯の為の糸取りをするとの事でした。

もちろん駆け付けました。

  
このお蚕さんをお湯につけ、全てから糸をとり、一本にします。 

   

少し紡がせていただきました。

  
これから秋に山で栗の葉とアケビをとり、糸を染めて、それから糸を張って織りに入るそうです。

糸になる過程から見守ると愛着もひとしお。楽しみです。

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。