VOL.106 ひとつのモチーフを多彩に表現編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。先日、家の中で鳴いている鳩の鳴き声で目が覚めました。しかし、どこを探しても鳩の姿は見当たりません。どうやらレンジフードの中にいるようですが、外してみてもやはり姿はありません。もしかと思ってベランダに出てみると排気口の前で鳴いている鳩がいました。排気管の中で共鳴してレンジフードがメガホンとなっていたようです。それから数日間、目覚ましは鳩時計?となりました。
7月30日レッスン29日目その1
今回のキューバ修行の旅も気が付けば1ヶ月が過ぎ、残り半分となってしまいました。コントラティエンポにもようやくついて行けるようになりつつあります。レッスンは今回から新たな発想を取り入れたレッスンとなりました。その内容は、リズムを変化させることで、ひとつのモチーフを多彩に表現するというものです。これはボンゴに限らずあらゆる楽器のアドリブ演奏に欠かせない表現方法です。それでは、例によってカナ譜例をご覧ください。
カナ譜例 1
ドドドカカ・ドドドカカ
RLRLR・RLRLR
今回のモチーフとなるのが、カナ譜例 1の5コの音符「ドドドカカ」です。「ド」は大きい方の太鼓「エンブラ」、「カ」は小さい方の太鼓「マチョ」で演奏します。手順は右手からの交互打ちです。それでは、このモチーフにリズムをつけてみましょう。
カナ譜例 2
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
ド ド ド カ カ ン
カナ譜例 3
♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪
ドドドカカンドド・ドカカンドドドカ・カン
1 2 3 4 ・1 2 3 4 ・1
手順はそのままでモチーフの最後の音を倍の長さにすると、3拍フレーズの出来上がりです。ここで大切なのは、拍を見失わないことです。そのためには、4拍子をしっかりカウントすることです。フレーズの回数で覚える方法もありますが、応用が効き難いのでカウントが出来るようにチャレンジしてみましょう。
次回はさらに一捻りをした実践編です。お楽しみに!
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2006/05/25掲載