VOL.73 トリッキーフレーズと効果的な装飾音編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。新年あけましておめでとうございます。初詣にはお出かけになられたでしょうか?我家では松尾大社に参拝し、弓矢で樽の中央にある鐘を鳴らす樽占ないをするのが恒例となっています。未だ家族で誰も鐘を鳴らし、大吉になったことがなかったんですが、今年は見事に的中して鐘を鳴らすことが出来、ボンゴセーロ冥利に尽きると喜んでいます。
7月10日レッスン9日目。
今日のレッスンは、再びクラーべとシンクロしたトリッキーなフレーズの習得のためのレッスンとなりました。
例によって私がクラーべを叩き、アドニスがボンゴでそのフレーズを叩いてくれます。アドニスのボンゴにつられないようにクラーべを叩くのに必死で、なかなかフレーズが見えてきません。と言うのも前回同様にクラーべ2サイドのふたつ目となる3拍目にシンクロしてフレーズがスタートしているため、3拍目であるはずなのに1拍目や4拍目のように錯覚してしまうからです。
早速カナ譜例をご覧ください。
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テキットラドンドド・ンドドンテキドキ
それでは、今回のフレーズを分析してみましょう!フレーズはクラーべ2サイドのふたつ目から始まるにも関わらず、下記のようにクラーべ3にピッタリとマッチしています。
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ドンドドンドドン
さらに、フレーズの中に装飾音符として「トラ」という音符が使われています。この音符については、VOL.22でご紹介しているように、「トラ」で1個の8分音符として演奏します。この装飾音符「トラ」がフレーズの始まりとなる音符の前にくることにより、1拍目のように錯覚することを、より一層決定付ける効果が得られます。最近ブームのマジックのようなフレーズですが、ちゃんと種があるんですね!
もちろん、ドラムにも簡単に応用することが可能です。フィル・インがイマイチ説得力に欠けるという時に、装飾音符を効果的に活用してみてはいかがですか?
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2005/01/13掲載