Hola! Que bola?

ムラータのコラム
“オラ!ケ・ボラ?”

VOL.41 カウベルで皆を踊らせろ!フィルインを決めよう 3拍フレーズで攻めてみよう編

Hola! Que bola? 西日本では残暑が続いていますが、みなさんお元気ですか?京都店の村田です。
先日休暇を利用して、嵯峨野トロッコ電車&保津川下りの豪遊?に行って来ました。1時間半かけての川下りは、水しぶきとマイナスイオンを浴び、爽快な気持ちになりました。秋になり紅葉が始まれば、渓谷の美しさは一段とすばらしくなることでしょう。

さて、前回ご紹介の2拍3連フレーズは3連符の休符から始まることもあり、少々難解でしたね。今回はシンプルな8分音符のフレーズですが、どうでしょうか?今回ご紹介するフレーズは下記のとおりです。ひとつの法則があるので、ちょっと頭を捻って譜例を見てくださいね。

「ココンキ・キンココ・ンキキン・キキキキ」

お分りになられたでしょうか?それではヒントをひとつ。ヒントは3です!それではたねあかしをしましょう。

「ココンキキン・ココンキキン・キキキキ」

答えは3拍子です。前回は3連符を使ったものでしたが、今回は3拍子のフレーズです。サルサやソンはご存知のように殆どが2拍子もしくは4拍子です。そこに3拍子のフレーズを無理やり入れてしまうんですが、うまく入ると意外としっくりくるから不思議です。ご存知の方も多いと思いますが、俗に言う3拍フレーズと言うシンプルなポリリズムのひとつになります。最初の譜例のように2分音符で区切ると3拍フレーズには聞こえてきません。しかし、3拍ごとに区切ると暗号が解読できたようにフレーズが現れてきます。さて、それでは今回のフレーズ習得の練習方法ですが、まず最初に拍子は考えずに3拍フレーズ「ココンキキン」を歌うように繰り返し演奏します。3拍子のリズムが体に流れたところで、2分音符を足や腰で感じるようにします。今回のフレーズは短いので2分音符を取れなくても演奏できますが、長いフレーズでは拍を感じられないと自分の位置を見失う危険があるので2分音符を取れるようにしたいですね。

今回のフレーズはラテンに限らず、ジャズ、ロックなど様々なジャンルに数多く形を変えて使われています。特にドラムソロでは絶大な威力を発揮しますので是非応用してお試しください。

Nos vemos!  それでは、またお会いしましょう。

2003/9/11掲載

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ムラータコラム「Hola! Que bola?」は、20年間に亘り京都店店長として勤務したDRUMS PROSHOP GATEWAY配信のメールマガジンGATEWAY NEWSにて、2002/1/10から2008/7/24に亘り掲載したコラム“キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!”より抜粋して掲載しています。