VOL.37 カウベルで皆を踊らせろ!フィルインを決めよう導入編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。
京都では日本三大祭のひとつに数えられる祇園祭の季節がやって来ました。梅雨の終わり間近のこの時期やっぱり気になるのが天候です。今年の山鉾巡行はお天気になるんでしょうか?祇園祭が終わるといよいよ本格的な夏の到来ですね。
さて、前回までのカウベルのリズムはお試しいただけたでしょうか?是非ドラムセットにも応用してみてくださいね。さりげなくワンポイントで使ってもおもしろいと思いますよ。カウベルの心地良い2分音符が出せるようになると、今度はちょっと欲張っておかずを入れたくなりますよね。そこで今回からはカウベルのフィルインをご紹介しましょう。以前ご紹介しましたようにカウベルの音には気持ちを高ぶらせる力がもともと備わっていますので、フィルインを良いタイミングで入れさえすれば絶大な効果が得られます。
実際のサルサやソンの演奏でカウベルのフィルインが入る場面は展開部分の導入にも入りますが、展開した後に「もっと行け~!」と言わんばかりにフィルインが入って来ることが多くあります。また、フィルインで具体的に叩く部分もリズムパターンの演奏で使っているカウベルの口の部分や側面ではなく、カウベルのかなり手元よりの平面部分を使います。この部分は最も鋭い高音が出るので、盛り上がっている大音量の中にあっても負けることなくバンドや観衆の気持ちをさらに高ぶらせることができます。
時折、勢いあまってビーターで自分の親指を叩いてしまうこともあります。かするぐらいなら大丈夫ですが、まともにヒットしたときは、私も過去に経験済みですが、爪に血豆ができて本当に痛いので気を付けてくださいね。さて、肝心のフィルインフレーズはというと、たたみ掛けるような8分音符、コントラティエンポの効いたシンコペーション、隙間を縫うような2拍3連、開口部の低音と鋭い高音とのコンビネーションなど様々なフィルインがあります。左手はカウベルを持っているため、右手のみとなるのでその大半がシンプルなフレーズとなりますが、はまれば簡単でカッコいいフレーズですのでご期待ください。
次回は具体的に様々なフィルインをご紹介して行きたいと思います。
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2003/7/10掲載