Hola! Que bola?

ムラータのコラム
“オラ!ケ・ボラ?”

VOL.157 レッスン最終日編

Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。
今年の9月3日~7日にかけてサンティアゴ・デ・クーバで“FESTIVAL DE MATAMORO SON”という2年に1回開催されている音楽フェスティバルが行われます。サンティアゴはもちろん、ハバナやキューバ各都市のミュージシャンが集う大イベントです。キューバ旅行をお考えの方はお見逃しなく!!実は、私もフェスティバルを見に行きたいなと企んでおります。

8月19日レッスン49日目
キューバの容赦ない日差しに耐えながら水筒とボンゴを担いで坂道を徒歩で通ったレッスンも、いよいよ今日が最終日となりました。レッスンは、今日も先ずウォーミングアップからです。複雑なことは一切しません。小さい方のマチョと大きい方のエンブラを交互に8分音符を8コずつ叩くだけです。正確に、良い音で、音を揃えて、可能な限り速いテンポまで。
ある程度出来てしまえば単純なことは飽きてしまいます。しかし、彼らは飽きません。キューバ人から学んだことは、単純なことを限界までとことんやること。

ウォーミングアップが終わったらマルチャの練習です。一人がクラーベを叩き、もう一人がマルチャを演奏します。シンプルなマルチャから音を積み重ね、ソロへと展開していきます。彼らから学んだことは、キューバ音楽はクラーベを基本として成り立っているということ。歌を歌う時も、ボンゴソロを演奏する時もクラーベです。2分音符や4分音符ではなくクラーベです。もちろん、クラーベが重要ということは知識として知っていましたが、ここまでとは思いませんでした。

オラ・ケ・ボラ1~158

鳥肌が立つようなすばらしい彼らの演奏を支えているは、飽きない精神力と根本に流れるクラーベのリズムなのかもしれません。

次回は、いよいよキューバからの旅立ち!!
最終回です。お楽しみに!!

Nos vemos!  それでは、またお会いしましょう。

2008/07/10掲載

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ムラータコラム「Hola! Que bola?」は、20年間に亘り京都店店長として勤務したDRUMS PROSHOP GATEWAY配信のメールマガジンGATEWAY NEWSにて、2002/1/10から2008/7/24に亘り掲載したコラム“キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!”より抜粋して掲載しています。