VOL.08 ティボリの華麗なダンサー3人組の仰天の正体!編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。以前よりめっきり少なくなった気がしますが、京都店の窓から見える鯉のぼりの優雅に泳ぐ姿が私達を和ませてくれています。
サンティアゴ・デ・クーバでのカーニバルの期間中ミュージシャンは普段のステージもこなしながら各仮説ステージの演奏もあり大忙しです。ティボリ通りには仮設ステージが作られテーブルとイスも配置されて自動車は終日通行止めで道路上はオープンカフェとなり昼間はレコード、夜には SON(ソン)のライヴが毎日行なわれました。
ソンのライヴなので年配のカップルも多くアットホームでゆったりとソンを満喫できました。
ある日、ティボリで Los Jubirados(ロス・フビラドス)日本語で定年退職者という名の年配のバンドが演奏している時のことでした。深夜近くで演奏にも拍車がかかりみんな酔いも回ってきた頃でした。超ミニスカートの3人がステージ前で下着もあらわに激しいダンスを始めました。その場の空気が一瞬にして変わり私は何が起こったかわからなくなりました。気が付くとダンスショーになっていました。
その3人は本当にビックリするぐらいダンスが上手いんですが、なんか不自然というか動きがどことなく妙というか、でもすぐに分りました。そうなんです。その3人は全員男性だったんです。3人の周りは人だかりになり、バンドのヴォーカルも即興の歌でダンサーをまくし立て、演奏も勢いを増し、初めから用意されていたアトラクションかと思う程でした。
小刻みにしかも正確に90度動かす腰のダンスから華麗なターン。間違いなく3人はプロのダンサーです。
分っているのかいないのか酒瓶を片手に持った酔っ払いの初老の男性がダンサーとの熱いダンスにご満悦で、観客はもう大爆笑!ご機嫌なパフォーマンスに観客全員大満足でした。
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2002/4/25掲載