Hola! Que bola?

ムラータのコラム
“オラ!ケ・ボラ?”

VOL.89 閑話休題/レッスン後の大切な日課編

Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。早いもので連日のレッスンは 3週間を越え、日を重ねるごとに内容は難易度を増しています。この長期間のレッスンの模様をこのようにコラムとして連載することが出来るのには理由があるんですよ。

お昼前にアドニスのレッスンが終わると、キューバ独特の砂糖がいっぱい入ったコーヒーを 1杯ご馳走になります。最初は甘くて飲めなかったのが、1週間もすると砂糖なしでは物足りなくなるから不思議なものです。そして、炎天下の中、丘を下り家に戻るのですが、コーヒーの刺激も手伝ってか、家に着く頃にはお腹は言うまでもなくペコペコです。

ここからがレッスン終了後のもうひとつの大切な日課なのですが、忘れては大変なので空腹を我慢して、すぐにMDに録音したレッスンのフレーズを聞きながら、トローチャのスーパーで買った当時は結構貴重だった大学ノートにレッスン内容を書き写します。

このトローチャノートのお陰でこのコラムを書き続けることが出来ています。締め切りに間に合わせようとノートを読み返すたびに当時のことが思い出され、ほんの一瞬ですが至福の時を過ごすことが出来ます。

この旅の経験により、今までそれほどでもないと思っていたCDが、ものすごく良く聴こえて来たり、音楽の感じ方が変わったりしました。こういった体験は旅に出たものだけの特権ではありません。

日常でも充分に体験することができます。例えば、ライヴハウスやコンサートに行ったり、勇気を出してワークショップに参加して、生のサウンドを間近で聴くことで感動を体験することができます。

一見、楽器の上達には無関係に思えますが、良い刺激を受けて感動することが上達の早道のように私は思います。勇気を出して、刺激を求めて飛び出そう!

Nos vemos!  それでは、またお会いしましょう。

2005/09/08掲載

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ムラータコラム「Hola! Que bola?」は、20年間に亘り京都店店長として勤務したDRUMS PROSHOP GATEWAY配信のメールマガジンGATEWAY NEWSにて、2002/1/10から2008/7/24に亘り掲載したコラム“キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!”より抜粋して掲載しています。