Hola! Que bola?

ムラータのコラム
“オラ!ケ・ボラ?”

VOL.84 続トリッキーなショートフィル編

Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。JR二条駅のすぐ近くに私の住まいがあるのですが、何年も空き地状態となっていた国鉄時代の旧二条駅跡地にシネコンができ、今週の土曜日にオープンします。深夜営業の大型書店もできるそうなので、暑い京都の夏の夜に涼みがてらの散歩で行けるのを楽しみにしています。

7月20日レッスン19日目
今日のレッスンも、前回に引き続きクラーべとシンクロしたトリッキーなショートフィルのレッスンとなりました。
前回初めてフレーズの中で3連符が出てきましたが、今回はさらに違った音符が加わり難易度が上がります。今回はクラーべ2サイドの4拍目からスタートしてクラーべ3サイドの最後となる4拍目の音符で解決するフレーズです。例によってカナ譜例をご覧ください。

カナ譜例 1
       ♪    ♪          ・ ♪            ♪               ♪    ・      ♪
テキトキテキドカ・ドカドカドカドカドカドン・テキトキ

カナ譜例 2
 ♪      ♪      ♪      ♪      ♪      ♪      ♪      ♪      ♪      ♪
ド    カ     ド  カ  ド  カ  ド  カ  ド カ ド カ ド    ン

カナ譜例 1を見ると今回のフレーズで最も重要であるクラーべ3サイドの4拍目で解決していることが確認出来るはずです。しかし、これだけでは肝心のトリッキーな部分が、ドカドカ~といっているだけで訳が分かりません。そこで、前回と同様に8分音符で正確に分割されたカナ譜例 2で、音の位置を確認しましょう。クラーべ2サイドの4拍目から8分音符、3連符、16分音符と叩く回数が増し、スピードが加速している様子がつかみ易いと思います。クラーべ3サイドの4拍目に向けて加速して解決することで、4拍目を1拍目のように錯覚してしまいます。

難易度は高いですが、前回のフレーズと組み合わせることで、トリック効果は倍増します。くれぐれもミイラ取りがミイラにならないように!

Nos vemos!  それでは、またお会いしましょう。

2005/06/23掲載

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ムラータコラム「Hola! Que bola?」は、20年間に亘り京都店店長として勤務したDRUMS PROSHOP GATEWAY配信のメールマガジンGATEWAY NEWSにて、2002/1/10から2008/7/24に亘り掲載したコラム“キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!”より抜粋して掲載しています。