VOL.67 ウォーミングアップ編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。先日、家族の勧めで健康診断に行ってきました。いろいろな検査があったんですが、その中で眼底検査というのがありました。目の検査なのに片目だけなので不思議に思っていたら、目の奥にある体の内部の血管を唯一体の外から見ることができる検査なんだと説明がありました。動脈硬化の状態が簡単に分かるそうです。折を見て大切な楽器の健康診断もしてみようと思っています。
7月4日レッスン3日目。
今回のレッスンのテーマはウォーミングアップです。アドニスが演奏前に行っているエクササイズを紹介しようと思います。その前に彼なりの筋肉に対する考え方があるようなので説明しましょう。レッスン場所となるミラグロおばさんの家には、いとこのARUAN(アルアン)がいます。彼はパティオで毎日ベンチプレスを使い筋肉トレーニングをしているので、筋骨隆々の体をしています。そこでアドニスに「ベンチプレスはやらないの?」と尋ねてみると、「筋肉トレーニングはやらないんだ」と答えました。理由を聞くと、筋肉を付けて腕を太くすると筋肉が硬くなって、しなやかな動きができなくなると言うのです。とは言えアドニスは黒人系の混血であるMULATO(ムラート)なので、トレーニングをしなくても元から太い腕をしているんですが、、、元々骨格から違う我々東洋人の場合は、多少の筋肉トレーニングは必要かもしれませんね?!
それでは、レッスン開始です。今回のテーマとなるウォーミングアップのカナ譜例をご覧ください。
「タタタタ・タタタタ・ドドドド・ドドドド」
「タ」は小さい方のMACHO(マチョ)を叩き、「ド」は大きい方のHEMBRA(エンブラ)を叩きます。オープントーンで手順は交互打ちです。
左右どちらからスタートしてもかまいません。これ以上無い!というぐらいシンプルな移動のエクササイズですよね。このエクササイズを徐々にテンポを上げながら行い、エクササイズ終了後5分間筋肉を休めるための休憩をしてから練習を始めます。
エクササイズはテンポが速くなっても、音量、音色、正確なリズムを心がけることが大切だと言っていました。当たり前のことなんですが速いテンポでは難しいですよね!要するにポイントは今回もリラックス出来ているかどうかということなんですね。
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2004/10/14掲載