VOL.140 パラディドルと同様の手順編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。
知人のブエノスアイレス出身のタンゴ歌手ロベルトが企画したTANGO NEGRO TRIO来日コンサートが来月行われます。アルゼンチン・タンゴというと打楽器が入っていないのが一般的ですが、タンゴネグロはドラムとカホンなどを演奏するパーカッション、ピアノ、ベースで構成されたタンゴのルーツとも言えるアフロ色の濃いサウンドのバンドです。パーカッショニスト必見!ロベルトの歌も見逃せません。
8月9日レッスン39日目
今回は、ドラムのルディメンツに含まれるパラディドルという奏法に似たパターンを使ったレッスンとなりました。ドラムを演奏しないキューバ人のアドニスは、もちろんルディメンツは知りませんが、交互打ちとふたつ打ちの組み合わせからなるパラディドルと同様の手順は、ボンゴにも頻繁に使用される奏法です。
それでは、カナ譜例をご覧ください。
右手は大きい方の太鼓エンブラ、左手は小さい方のマチョを叩きます。パラディドルはシングルからダブルという手順ですが、アドニスはダブルから始めるカナ譜例 1のパターンを使っています。
さらに、展開したフレーズがカナ譜例 2です。最後がふたつ打ちとなっています。
カナ譜例 2は、繰り返しが難しいので、フレーズの練習はカナ譜例 3を反復すると良いでしょう。
次回は、カナ譜例 1、2を使ったフレーズをご紹介いたします。
お楽しみに!
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2007/10/25掲載