VOL.23 巨匠コリー式ルーディメンツ?「Clave」編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。
寒さもいよいよ本格的となりウインタースポーツの季節がやって来ました。ところで、マリンスポーツというと夏のイメージですよね。聞くところによると真冬でもヨットレースが行なわれるそうです。もちろんサルサもオールシーズンですよ。
さて、今更改めて言うことでもありませんが、もう既にみなさんもご存知のようにラテン、特にキューバ音楽に欠かすことが出来ないのがクラーべというリズムです。今回はこのクラーべを使ったコリー式ルーディメンツです。前回のフラム?では、またもや自分の中での常識が覆されることになりましたが、今回はどうなることやら?
いつものことですが、いきなりフレーズを何のことかわけがわからないくらい超低速から、ロールにしか聞こえないくらい超高速までの見本を演奏してくれます。全ての音符が強いというか硬いというか、たとえて言うなら正確に打たれるマシンガンのようです。
私にわかることは、左手はボンゴの小さい方を叩き、右手は大きい方を叩いていて、移動はしていないということです。点になった私の目を見て、今度は左手だけでわかり易いテンポで演奏してくれました。「なんや!クラーべやん。」
次に右手も一緒に演奏してくれました。左手のクラーべの叩いていないところを右手で埋めているフレーズです。わかってしまえばどんなに高速でもちゃんと聞き取れます。
いよいよ演奏にチャレンジです。(左手がカで右手がトです。)
「カトトカトトカト、トトカトカトトト、」タイミングは合っているのに切れ切れに聞こえてくるのが自分でもよくわかります。初日のクラーべを思い出して、4拍目から始まるあの感じを思い浮かべ、もう一度やってみます。
「カトトトカトカトトトカトトカトト」これで止まることなくフレーズがバーに邪魔されることなく流れるようになりました。
おわかりのように右手がトリプル、ダブル、シングルストロークの3種類出てきます。ドラムのトレーニングにも最適なのでこのフレーズと左右入れ替えたパターンを一度お試しください。また、ドラムソロにも是非取り入れてください。
ソロへのアプローチとしては、2・3回このフレーズを演奏してクラーべのリズムを印象付けた後、拍をずらしたり、組み合わせを入れ替えたり、そのまま3連符にしたりして、即興でイメージを展開して行くよう教わりました。参考までに。
Nos vemos! それでは、またお会いしましょう。
2002/12/12掲載