サックス用リード考察

サックス用のリードも色々と種類が増えて来ました。(無くなった銘柄もあります。)

整理してみるとブランドごとに味わいが違ってあもしろいので解説してみたいと思います。

とりあえず「初めてサックスを買ったよ!」とか、「習い始めの初心者です!」と言う方は woodstone(石森楽器)の2.5を買っておけば間違いないです。

絶対音がでます!

楽器店によっては初めて楽器を購入された方にVandorenのリードをお渡しされるようですが(これ結構多いです。)ちょっと初心者の方にはしんどいかなぁと。

あと、「何買おうか迷う…」と言う方も迷うならこれをオススメします。ま、常に一箱ケースに入ってると安心かな〜。

じゃあ、ちょっと慣れてきたよ!二箱目違うの買ってみようかな!って方には…。

今はVandolenがオススメです。(昔はRICOのSelect Jazzがオススメでしたが、今はオススメしません。後述します。)

初めてVandolenを買うなら銘柄は緑の箱のJAVAがオススメです。ライトな音色で比較的吹きやすいです。

私の好みは黒箱のZZJazzです。パワーのあるサウンドです。

もう1つ青箱のトラディショナルもクリアなサウンドで好きです。

Vandolenの良いところは耐久性に優れていると言う所です。

私はサルサバンドに所属していてオールナイトのライブが多いのですが、このライブではVandolenしか使えません。

サルサライブは大音量で10曲最後までぶっちぎりで吹く!それが2〜3ステージ一晩中!と言うとんでもないライブですが、それに耐え得るVandolenエライ!

こんなビジュアルの箱です。

右端の銀箱は私はちょっと苦手です。クラリネットは評判良いんですけどね〜。

そして、ちょっと割高ですが超オススメはAlexanderです。

このメーカーは2種類の銘柄を出しているのですが、両方とも使用しています。

青缶のN.Y.はダークで優しいサウンド。ジャズの時は殆どこれを使っています。

黄色缶のSuperiarはかなーり明るいサウンドで、bebopを吹くと気分でますよ〜。ただし高音を気をつけないとキィキィと鳴りやすいです。あと、かなり薄く感じるので買うときには番号に気をつけた方が良いです。

ただしこれ…。缶がたまってくるんですよね〜。紙箱販売してくれないかなぁ。

そして、個人的には大好きで良く使用しているけど、あまりオススメ出来ないのがMARCAです。 ちょっとクセっぽいので。

私はそのクセが好きなんですが…。

ちょっと扱いにくいかもしれません。

サウンドは軽くてシャープな感じです。

フュージョンとかファンクとか良さげ。

バリトンは割とこのMARCAばかり使っております。

そして、結構好きだけどなんと言うメーカーなのかようわからん!と言うのがこれです。

ドイツ製でなかなか腰もあって、真面目な音色(どんなんやねん…(^-^;)のこれです。

楽器店で購入する時は棚を指差して、「あの赤と青のん。」と言って買ってます。

吹くのにちょっとパワーが要るので楽〜に吹きたい人にはオススメ出来ません。

そして、かつて1番好きだったのはこれ。

RICOのSelect Jazzです。

メーカーがRICOからダダリオに変わってからサウンドが変わってしまいました。悲しいです。楽器店でもやはり「昔のないですか?」と言うお問い合わせが多いそうです。

元のサウンドに戻る事を切に願います!

RICOは他の銘柄も使っていました。

全部気に入っていたのに…。

RICO〜!!カムバーッッック!!!

同じ思いをされている同志は多いはず。

そして、番外編は…アルゼンチン製のGonzalezです。これはジャケ買い的な買い方で、パッケージが気に入りました。茶色い方ね。

吹奏感は抵抗強めですが、パワーのあるサウンドです。

他にも色々ありますが、私の定番は今の所ざっとこんな感じです。

リード選びに迷っておられる方の参考になれば幸いです!!

また新商品を試したらマニアックにアップして参ります。

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。