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「ラテン性とはなにか~体験的に学ぶ」

2018.06.05

立命館大学文学部の土肥先生のご依頼で、2018.5.30「ラテン性とはなにか~体験的に学ぶ」をテーマに、皆さんご存知のドラム&パーカッションショップ APOLLOにて、ワークショップのゲスト講師をさせていたきました。土肥先生とはスペイン語教室に通っていた頃からお世話になっています。

ラテン性とはなにか?

ラテンパーカッションの演奏を長年続け、ラテンミュージックを日々聴いているせいか、ラテンが生活の一部になっているため、改めてラテン性について掘り下げて考えたことがしばらくなかったので、今回のワークショップは学生の皆さんと共に学ぶ良い機会となりました。

今回は、キューバのカーニバルで演じられるコンパルサを、14名がそれぞれ異なる14パートに分かれ演奏を体験してもらいました。14の異なる歯車(リズム)を、同じタイムで周りと調和を図りながら、個々が同じリズムだけを繰り返し、全体としてひとつの形となっていく。
バラバラなのにまとまっている。まさに生命を感じます。

キューバでの体験を思い出しました。
ビザ延長の申請にキューバ政府に出向いた時のこと、受付の前に列はなく、並ばずに皆バラバラに座っていました。そろそろ自分の番かと思って立ち上がったら、横から「あなたはまだ!、あの人の次!」と教えてくれました。
キューバでは列に並ばず、「最後は誰ですか?」と尋ねて待つということが、後からわかりました。
バラバラに座っていても秩序が保たれているんですね!
これぞ、ラテン性だと改めて確信しました。

 

学生の皆さんのアンケートの中で、

ラテンミュージックのリズムは今の日本の若者に足りないものを教えてくれた気がする。

とありました。皆と同じでないと、若い時期は特に不安になりがちです。

他者と違うということで響き合える。
バラバラだからこそ響く。
秩序あるバラバラ。
ラテン性を感じます。

皆さん、ありがとうございました。

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