今日は早朝5時起きで、IL cielo主催の「山田ファームさん収穫ツアー+ランチ+デザート」に参加してきました。
前日は朝からカンカン照りの猛暑日でしたが、本日は朝から曇りがちで気温も30℃そこそこだったので快適に畑や田圃の見学と収穫ができました。山田ファームは京都を拠点に、かなり大規模に無農薬、無化学肥料の有機栽培を行われている素晴らしい農家さんでした。無人の小さな山田ファーム直売所しか知らなかったので、正直こんな大規模経営とは知りませんでした。
何代も続く農家さんですが、ご家族のご病気を機に農薬や化学肥料の危険性を感じ、周囲の反対を押し切り無農薬有機栽培に転換されたそうです。
向島の土地の歴史やそれぞれの野菜について詳しく熱心に説明していただきました。湖と呼べるほどの大きな池が干拓で農地になったそうです。
すぐお隣の伏見の名水と並ぶ美味しい井戸水が田圃や畑の水源となっています。
虫除けとなるマリーゴールドやバジルがコンパニオンプランツとして植えられていました。
茹でると緑色になるオクラ、藍染めの蓼、夏野菜の代表トマト、唐辛子、ピーマンなど元気に育っていました。
トゲトゲの正体は、ガラス繊維だそうです。害虫から身を守っているんですね。白い粉が農薬と紛らわしいとかいう理由で、トゲトゲも白い粉もないブルームレス胡瓜は身を守ることが出来ないので農薬を使わないと身を守れないとか…本末転倒!!
農薬、化学肥料不使用の田圃では、雑草や害虫駆除にジャンボタニシが活躍していました。ジャンボタニシは稲も食べるので収量は減るそうです。安全なお米のため頑張っておられました。
畑を見学と収穫を終えて、IL cieloの山田ファームの野菜を使った特製ランチとoyatsuya+109のデザートをごちそうになりました。本当においしかったですよ!!
今回は山田さんの農業への取り組みと現在の農業の実態を熱く語っていただき、家庭菜園の素朴な疑問や食の安全性等の質問にも的確に答えていただき、これから考えていかないといけないことが具体化してきました。
消費者以上に、農薬を実際に扱っている生産者側の方々の方がより農薬や化学肥料の危険性を感じておられるようですが、この国のシステム上、採算を考えると使わざるを得ないのも現実のようです。
私たちにも出来ることから少しづつ、次世代につながるよう食の大切さを広めていけるといいなと思います。