マルチャの音色変化!!

マルチャはワンパターンじゃない

前回で基本のマルチャを習得することができましたね。これさえマスターすれば、いろんな曲でボンゴの演奏を楽しむことができます。
私はキューバでレッスンを受けるまでは見よう見真似の独学だったので、マルチャはワンパターンでアドリブ中心の楽器のように思っていました。ところが、そんなことはありませんでした。8ビートのドラムパターンのように数多くのマルチャのパターンがあることを知りました。特に、サルサの前身であるソンでは小編成であるがゆえに、ボンゴのリズムパターンの違いが全体のサウンドに大きく影響します。
今回は前回の基本となる交互打ちの手順で、音色を変えてみましょう。

 

マルチャの音程を変えて演奏?!

1拍目と3拍目をボンゴ独特の甲高い音にするためにミュートしていた左手の位置の変化で音程を変化させます。音程が変わるだけでイメージがかなり違ってきます。音程が高いと明るく軽快なサウンドになり、低いとしっとりとした印象に変化します。

YouTube Preview Image

左手のミュートがボンゴのエッジに近くなると音程が高くなり、エッジから遠くなるにつれ低くなります。この原理を使って音程を変化させます。

 

YouTube Preview Image

高音の明るいサウンド

 

YouTube Preview Image

低音のしっとりしたサウンド

 

2ビートっぽいパターン

次に2拍4拍を強調した2ビートっぽいパターンのご紹介です。
キューバのソンのバンドで良く演奏されるGuarachaのCuidadito Compay Gallo/Nico Saquitoは、このパターンで演奏されることが多いです。

YouTube Preview Image

 

オープントーンを入れたパターン

このパターンは、シンコペーションはなくシンプルなので、最初に覚えるショートフィルに最適です。

YouTube Preview Image

 

これらのリズムパターンとショートフィルを組み合わせることで、交互打ちのパターンだけでもサウンドにバリエーションができ、ボンゴが今まで以上に楽しくなると思います。手順はワンパターンなので簡単に習得することが出来ますよ!
是非、チャレンジしてみてくださいね^ ^

 

ムラータコラム「Hola! Que bola?」VOL.18 より一部抜粋。

VOL.18 “独学”もイイけど“習う”もネ!”編

村田 康夫(ムラータ)
キューバ音楽を学ぶため、1994年、2001年、2004年と三度に亘りキューバ音楽ソンの発祥地サンティアゴ・デ・クーバに長期滞在し、ラテンパーカッションの奏法を習得する。 また、数多くのミュージシャンとも共演。 サルサ、ラテンジャズ、シャンソンやパーカッションアンサンブル等、ラテン系にとどまらず幅広く音楽活動を行っている。