リードミス問題

サックスを習い始めて指使いもだんだんと覚えて来て、レッスンでは先生から曲を教えてもらうようになって来ると…

練習楽しいですよね❣️

そして丁度ノって来た頃に何故か「キィィィ〜っ!!」と布をも裂くようなリードの悲鳴が…。

1度なり始めるとキィキィとした音ばかりで練習する気が無くなっちゃう(>人<;)なんて事あるんじゃないでしょうか。

この問題は確実に解決出来るので大丈夫ですよ〜(^^)

まず、どうしてリードミスの音がしてしまうのか、と言うと理由は2つあります。

1つ目の理由はオトガイ筋(顎の筋肉)、口輪筋(口の周りの筋肉)が疲れてきてアンブッシュアー(楽器を演奏する時の口の形の事)を保てなくなり、無理に維持しようとして歯の力で噛んでしまう。

2つ目の理由は、オクターブをまたぐ時に左手の薬指が一瞬遅れてしまい倍音が鳴ってしまっている。

このどちらかです。

1つ目について解説しますね。

まずマウスピースの咥え方ですが、

1. マウスピースに上の歯を直接当てる。

2. 下の歯の上に軽く下唇を巻きリードを抑える。

3. 上の歯と下の歯はほぼ同じ位置。

この状態を維持したいのですが、しばらく演奏すると口の周りの筋肉はとても小さいのですぐ疲れます。そして、この小さな筋肉は「疲れたなぁ。」と体感することは出来ません。

そうすると、下唇が緩んで下の歯が滑り「アイーン」の顔っぽくなります。

こうなるともうね、「キャアキャア」言い出します。

解決策は、少し休む。ま、お茶でも…

私も音大受験前によく師匠から、

「おい、茶ァでも飲んでまぁ休め。」と言われました。

なので、チョコチョコ休んでリードを付け直したりかき氷を…いや、かき氷は食べなくて良いんですけど休息を取って下さい。

慣れてくると力が抜けて何時間でも吹き続けられるようになりますよ❣️それはそんな遠い未来ではありません。

せっかく楽しむ為に始めたサックスが悩みのタネになってしまっては意味が有りません。休み休み楽しく練習して下さいね。

楽器を始めた事によって皆さまの人生が豊かになりますように(^^)

追記:実際リードミスが生じてしまう原因について動画を交えてこちらの記事でも説明しております。合わせてご覧頂けると幸いです。

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村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。