マウスピース

マウスピースのお話です。

マウスピースって以外とお高いですよね・・・。

以前、生徒さん同士の会話で

「マウスピースを買おうと思ったらまず嫁さんの着物を買わないと・・。」

「わかります。うちもまずはカミさんの物を買ってご機嫌を伺ってからです。」

 

皆さん苦労されてます。

私だってそうです。

 

欲しいマウスピースがあるとまず

1. そのマウスピースを買うとどれだけ素晴らしい演奏が出来るか

2. どの仕事(ジャンル)で必要か

3. 現在所持している物との相違

4. それがあるとどれくらい頑張るか

5. どれくらい演奏をこなせば元を取れるか

 

ムラータに切々と説明して買ってもらうのです。

却下された物もあります。く〜!!kao-a14.gif

 

前置きはこれくらいにして・・・

 

普段レギュラー使いしているマウスピースはまず三本あります。

 

1つ目はこれYANAGISAWAピンクゴールドメタル#8

バツグンのコントロールです。

吹奏感は力強く、音は深く暖かく強いです。

ジャズや、シャンソンなどで使用しています。ボサノバにもこれを使います。

 

ちなみに、このタイプのマウスピースは昔はメタルのキャップが付属していましたが、

その上部が穴があいていて、リードが乾燥するために私はシャンパンのキャップをつけています。

おすすめです。ビジュアルもいいしkira01.gif

 

2つ目はこれ JODY JAZZ  ゴールドメタル#8

 

これはファンキーです。

ガンガンなります。破壊的な音量と鋭い音色。

強くて鋭くて素晴らしいレスポンスです。軽さもでます。

これは、サルサやメレンゲ、ラテンジャズ、フュージョン、ファンク、ソウルなど

リズムが強い音楽で使用します。

反応が早いので高音倍音も非常に容易になります。

 

3つ目はこれ LAWTON メタル#9

これは暖かくて深くてセクシーな音色です。

時にクラシックの曲でも向くくらいにやわらかいです。

吹奏感はヘビーで、少し体力がいりますが耳元で囁くような音色も美しく出ます。

キャップの形が個性的で、リガチャーと本体は一体型なのでリードの装着がスムーズです。

 

レギュラー使用が3つともメタルでしたね・・・・。

 

ちなみに、クラシックを演奏しに行くときのレギュラーはこちら

VANDLEN A27

かなりリードを選ぶマウスピースなので敬遠する人が多いですが、高校生の時からこれを選んでいます。

何度かSELMERのCワンスターやツースター、S90にした事もありますがやはりバンドレン27に戻ります。

音色は深くて太く、パワーが必要です。高音倍音はセルマーに比べるとコントロールが難しいですが、

この音色が大好きです。

 

クリスタルの美しいマウスピースもありますよ

これは優しい音がします。テナー用なのですが、Say itなんかを吹くとウットリするような演奏になります。

 

そして、変わり種がこちら。

GOTTU 煤竹

これも優しくてキレイな音色です。

低音のサブトーンをこれで演奏したりするいい雰囲気になります。

 

YANAGISAWAシルバーメタルもありました。

 

こちらは冒頭で紹介したピンクとは打って変わってファンキーサウンドがでます。

これと似ているのが、サグザスですね。

あれは私はスタジアムモデルが非常に気に入っていますが、値段が値段だけに却下されてしまいました。

 

ゴッツのメタルもデイビット・サンボーン的な音色が出ます。

ファズトーンサウンドがお好みの方にはおすすめですね。

 

この他にも最近あまり使用していませんが、クラウドレイキーも昔使用していました。

これもファンキーな音です。かなり華やかで音量も凄いのですが、選ぶところを間違うとうるさがられます。

 

こうやってみると、なかなかのマッピ持ちですね。

そんな私の為にあるかのようなこのグッズ・・・・

何かおわかりかな?

生徒さんの手作りです。

横から見るとこう。

誰ですか、輪投げの台とか言ってるの。

 

こうやって使用します。

 

 

いいでしょう!!!!

これで、レッスン中に取っ替え引っ替えレッスンしていますscissors.gif

 

ちなみに余計なネタですが、プラスチック製のつまんないキャップを装飾したりしています。

これで絶対に間違えて持ち帰られることはありません。

 

マウスピースや楽器周りの小物って楽しいですよね。

ちなみに本体とネックの接続部のネジも合金の物を使用しています。

マニアになってくるともう、キリがありませんsweat02.gif

また新しいものを仕入れたら、ご報告しますね。

 

 

村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。