今年は地蔵盆の役員でした。
他府県の人にはわからないかもしれませんが、地蔵盆は一年間のメインイベントと言っても差し支えないくらい重要です。
その役員の中でも私は
「お地蔵様の御膳を料理する」という大役を仰せ使いました。
お地蔵様の食器はね、可愛いですよ。
写真では判りにくいかもしれませんが、とても小さいのです。
それに見合うくらいお豆富も小さく切りました。
何をお出しするかかなり前から綿密に考え、仕入れも万端!
なんと、この御膳の為に町内から1,000円頂いたのです。
この小さな器で1,000円頂けるくらいの御膳を作るなら、素材も相当吟味しなくてはいけません。
そして、お料理がこちら。
本日のお品書き
左上から
・焚き物、雪花菜(きらず・卯の花の事)飾り人参とカボチャ添え
卯の花は滋賀県産無農薬みずくぐりを12時間浸水した後ミキサーの低速回転で漉したもの。人参とカボチャは滋賀県いきいきファーム、オクラは大原せぼらびファーム
右上
・そうめんカボチャとトコロテンの白梅酢和え
そうめんカボチャ(滋賀県いきいきファーム) トコロテン(網野の漁師さんから天草を買い煮出した自作)
白梅酢(和歌山自然農法の南高梅で自作白梅干しを漬けた時にあがってきた梅酢3年寝かせたもの)
真ん中
・漬け物2種とマイクロミニトマト
キュウリ、マイクロミニトマト(ムラータミュージック村田康夫作)なすび(ロジャヴェルデ南丹市オーガニック) ぬか床(小浜の保志さん作自然農法の米ぬかから自作したもの)
右下
・豆富と若布の味噌汁
豆富(あらいぶキッチン) 若布(小浜湾)味噌(ヤマア自然栽培味噌)
左下
・白米(北海道特別栽培あきひめ)
なすびのお漬物は変色を防ぐためにレモン汁をしぼってしまいました。
お地蔵様酸っぱかったかな・・。
お膳を持つムラータの顔が引きつっている。
材料だけで思いっきり予算オーバーしたことが気がかりなのか? すまん。
実際にお地蔵様にお供えしたところ。
このお地蔵様はみがわり地蔵様と言って、私達に災いが降り掛かってきた時に身代わりになって助けてくださるそうです。
そして、当日は素敵な言葉がかかっていましたよ。
そうですね。
良い事があった時に「運が良かったラッキー!」なんて思わずに、
「ご縁があった」と感謝する気持ちを持ちたいものです。