楽典のススメ 1

コロナウイルスの影響で引きこもりがち・・・。いや、引きこもりましょうね。今は😅💦
いっそ引き蘢りついでに音楽理論を基礎の基礎から勉強してみませんか?
コロナが収束する頃にはその辺の音楽大学を受験出来るくらいになっちゃいましょう❣️
これから何度かにわたり「楽典のススメ」と題して音楽理論に入る前の「楽典」を少しずつ解説するコンテンツをアップしていきます。
勿論楽器博物館シリーズや、オールキィシリーズもアップしますよ〜🤗✨
さて、楽典は音楽の基礎的な決まり事のようなものです。これが頭に入っていると、その後の音楽理論やアドリブは理解しやすくなります。特に難解な内容では無いのでオヤツの時間のついでにでも気楽に取り組んで下さい🍩☕️
ではさっそく内容に入っていきましょう。
最初に理解して頂きたいのは「音程の度数の数え方」です。
この数え方には「長・短」と言う言い方と「完全」と言う言い方の2種類にわかれます。
1度 4度 5度 8度は「完全」を使い、
2度 3度 6度 7度は「長・短」を使います。
 
何のこっちゃ!と最初は思われるかもしれませんが、順番に理解していくと単純な内容なのですぐにわかると思います。
今日は1度から理解しましょう。
1度と言うのは「同じ音」の事です。
 
1度は「長」や「短」ではなく「完全」を使います。種類としては、
・完全1度
・増1度
・重増1度
この3種類の言い方が存在します。
 
完全1度とはこのように同じ高さの音を言います。

同じ高さの音でもどちらか片方に臨時記号がつくと増1度となります。
譜例:
 

同じ高さの音にダブルシャープもしくはダブルフラットがつくと重増1度と言います。
譜例:
 

ダブルシャープやダブルフラットが付かなくても半音以上の開き(全音)が生じると重増1度となります。
ドのダブルシャープと言う事はレの音になるからこれは2度じゃないの?🤔と思われる方がおられるかもしれませんが、同じドとして表記されている場合は何が何でも1度なんです。😤
 
この秩序があるので音楽は数学のように答えの明確な理論になります😃
 
それでは最後に問題です。🤗
次の音程を答えてください。
 

回答は次回のブログにて😉
村田 紅
大阪音楽大学卒業後ミ・ベモルサクソフォンアンサンブルメンバーとしてヨーロッパ諸国やアメリカカーネギーホールやタイ王室、中国などでのクラシック音楽の演奏を経てジャズ、ラテン、現代音楽とジャンルにとらわれない演奏スタイルを確立。 音楽理論、ソルフェージュのレッスンも行っている。