Hola! Que bola?

ムラータのコラム
“オラ!ケ・ボラ?”

VOL.83 トリッキーなショートフィル編

Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。ゲイトウエイ創業以来ご愛顧頂いている京都店のリハーサルスタジオを、この度完全リニューアルすることとなりました。私が働き始めた20数年前のようなピカピカのスタジオになると思うと考えただけでワクワクします。詳しい日程は調整中ですが、決まり次第お知らせいたしますので、どうぞお楽しみに!

7月19日レッスン18日目
今日のレッスンは、久しぶりのクラーべとシンクロしたトリッキーなショートフィルのレッスンとなりました。例によって、二人の演奏をMDに録音したものから選ぶ作業から始めることとなります。現在はどうか分かりませんが、当時のキューバではMDは殆ど普及していないために珍しがって子供はもちろんのこと、家族中が集まってきます。録音が終了するやいなや、我先にヘッドホンの取り合いとなりレッスンどころではありませんでした。

さて、それでは今回のフレーズをご紹介しましょう。今回はクラーべ2サイドの4拍目からスタートしてクラーべ3サイドのひとつ目とふたつ目に「ド」の音がシンクロします。早速カナ譜例をご覧ください。

カナ譜例 1
   ♪  ♪    ・ ♪    ♪    ♪  ・    ♪
テキトキテキドカ・ドカドカドンカンド・ンドドン

カナ譜例 2
 ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪   ♪
ドカドカ  ド ン カ  ン  ド

クラーべ3サイドにシンクロしているのをカナ譜例1で確認できますが、分かりづらいので、カナ譜例 2で、音の位置を確認しましょう。カナ譜例 2の初めの3個の音は、3連符となっています。4拍目から「ドカドカドカドン」とクラーべ3サイドのふたつ目に向かってシャッフルするように演奏します。うまくこのフレーズが使いこなせると、最後の音が頭のように聞こえてきます。そこから畳み掛けるようにひっくり返ったまま「カンドン」から「ドドン」のクラーべ2サイドにつながり解決です。
ポイントは3連符に意識を置くよりは流れを大事にして、クラーべ3サイドのふたつ目にしっかりシンクロすることを意識することが大切です。是非、お試しくださいね!

Nos vemos!  それでは、またお会いしましょう。

2005/06/09掲載

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ムラータコラム「Hola! Que bola?」は、20年間に亘り京都店店長として勤務したDRUMS PROSHOP GATEWAY配信のメールマガジンGATEWAY NEWSにて、2002/1/10から2008/7/24に亘り掲載したコラム“キョートテンチョー・ムラータのオラ・ケ・ボラ!”より抜粋して掲載しています。