VOL.29 たかがカウベルと侮る無かれ!姿勢が大事!編
Hola! Que bola? みなさん、お元気ですか?京都店の村田です。
今回のボンゴレッスンは、カウベルです。ボンゴレッスンなのにカウベル?不思議に思われる方も多いと思います。かつて私もドラムを始めたばかりの頃、カタログのカウベルのタイトルを見て、ティンバルベルは納得出来たんですが、ボンゴベル?っていうのが謎で、ボンゴベルがあるのにコンガベルがなぜないんだろうとか考えたりもしました。
実は、キューバ音楽やサルサを演奏するボンゴ奏者は曲の途中でハンドカウベルに持ち替えて演奏します。このハンドカウベルのことを通称ボンゴベルと言ったりするんですね。最近のキューバ系のティンバと呼ばれるハードサルサのボンゴ奏者はカウベルだけを永遠演奏していることもあります。
サルサバンドではボンゴを床に置き、カウベルと太いスティックを持ち、立ち上がりステップを踏んで踊りながら演奏したりしますが、ソンの場合は座って演奏することが多いです。ソンのバンドにもマラカスやクラベスなどのパーカッションは入っていますが、ヘッドが張ってあるドラムはボンゴだけのことが多いので、カウベルをスタンドに付けたり、椅子に置いてボンゴと同時にカウベルを演奏するスタイルもあります。そうなると演奏終了までボンゴを足に挟んでいないといけませんから、正しい姿勢でないと演奏出来ないどころか、腰を痛めてしまいます。
さて、いよいよレッスン開始です。先生のコリーからカウベルが手渡されました。サルサバンドが使用するカウベルより一回り小さくて、ピッチも少し高めのJCRというUSA製の物でした。演奏の仕事で彼がヨーロッパに行った時に買ったそうです。やはりレッスンの前に姿勢です。カウベルと言えども立派な楽器です。ボンゴの時と同様に背筋を伸ばして、下を向かずに目線はまっすぐ前を見ます。前を見ていても楽器は充分視野に入ってくるので、楽器を見つめて演奏するようなことはしません。
どんな楽器でも姿勢は大切なんですね。足まで演奏に取り入れるドラムの姿勢は特に重要です。皆さんも気を付けてくださいね。
どんなレッスンが始まるんでしょうか?
次回にご期待ください!つづく…
2003/3/13掲載