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国はちがえと、祭りはたのし!!

2021.02.03
何度か出演させてもらった梅小路公園で開かれていた「どんといけ!まつり」を主催されてい七実の木保育園の園長先生から、昨年末に京都の保育という新聞のメッセージじゅずつなぎという企画の原稿依頼がありました。 お聞きした時は場違いじゃないかと戸惑いましたが、知らないことを知るわくわく感は大人も子供も一緒!楽しみにしてます!と言って頂き、引き受けることにしました。 本日、新聞が届きましたので紹介させて頂きます。   国は違えど、祭りはたのし!! キューバのラテンパーカッションとジャズでお馴染みのサックスの音楽教室を営んでいます。その教室の仲間と梅小路公園で開催されていた“どんといけ!まつり”に参加させていただき、まつりにちなんで地球のほぼ裏側に位置する中南米の島国キューバのカーニバルで演奏されるコンパルサ(コンガ)というお祭りの音楽を演奏しました。 毎年7月に行われるキューバのカーニバルが大好きで3度現地で体験しました。 カーニバル期間中、街のあちらこちらで毎日前触れもなく遠くの方から鐘や太鼓の音が微かに聞こえてきます。すると子供たちが口々に「コンガが来た!」っとはしゃぎだします。コンガが少しづつ近づいて来ると大人たちまでじっとしていられなくなり、犬は吠え出し辺りは一気に活気付いてきます。そしてコンガが見えてくるとみんな家から出て、コンガのリズムで踊りだします。 コンガは街の人々を取り込み、立ち往生している自動車を尻目に行進を続けます。 小高い丘にたどり着いた時、後ろを振り返ると何百という人々が歌い、踊っている様に感動しました。 最終日には、各地区のチームや子供達のダンスチームが会場を行進します。キューバでは依然として経済封鎖が続き、物が不足しています。当時は筆記用具が不足して困っていると聞いていたので、日本から持って行き小学校に寄付しました。そして学校のご好意で屋上で練習している子供達のダンスチームを特別に見学させていただきました。練習の合間の水分補給が、洗剤の容器に入れた水だったのに驚いたのを忘れません。 また、キューバは世界的に離婚率が高く、知人の姉妹も数年で夫が代ってましたが、離婚した夫も日常的に家に訪れ子供と会い、新しい夫とも家族同様に接しているのにも文化や習慣が違い過ぎて驚かされました。子供達はご近所からはもちろん、大家族のみんなから愛されているのを深く感じました。 経済的に豊かな日本にあって、真の豊かさとは何かを考えさせられました。 コロナ禍にあって思うことは、「前の世界には戻れない」ではなく、「前の世界よりさらに豊かなる世界へ!」 祭りは私たちにとって必要不可欠なものだと思っています。一日も早くみんなでお祭りを楽しめる日が来るといいですね!

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